セントビンセントノオハラ


青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti
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エピローグ

3月22日、無事日本へ帰国しました。

それから今日まで、東京→神奈川→神戸→長野を経て、勤務地である神奈川へようやく居を構えた。この一週間の事はよく覚えていない。長い長い一週間だった。


ビンセントを離れてからまだ10日しか経っていないのに、ビンセントでの日々が遠いものになってしまっている気がする。あれは夢ではなかったのかとさえ思う。

だが、ビンセントは確かに存在する。
私自身の変化。それこそが、ビンセントがそこに存在する証である。

インタースクール決勝の結果、丘の下の学校が創立5年目にしてビンセントの頂点に立ったという知らせを受けた。とてもうれしかった。ハリーも本当にはしゃいだ声で電話をしてくれた。

ビンセントと日本は繋がっている。

私は日本人だが、今、自分のアイデンティティーをビンセントに感じている。

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青年海外協力隊に参加するに当たり、私を支えてくれた家族・友達・仲間・同僚すべての人たちに感謝します。そして、なによりビンセントで私を支えてくれた愛すべきビンシーたちへ。

Thank you very much!!

see you! また会う日まで。

Later..Yaahman!!!
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これにてセントビンセントノオハラ終了。
読んでくださった方々、本当にありがとうございました。

# by y-oharatti | 2010-04-02 22:24

ビンセントを離れる日

予想どおり、荷物は重量オーバー。
思い出の数だけ、荷物は重いのである。

ホストファミリー・友達・同僚、いろんな人が空港に来てくれた。

ハリーは来なかったけど。

こういうところがホントにビンシーらしい。

彼らは日本とビンセントの距離を実感として感じていない。彼らにとって海外とはバルバドスやトリニダードやアメリカの事。次ぎの休みにはすぐに帰ってくるもんだと思っている。

それで、いいのだ。

プエルトリコに着いてLIATから離れる時、本当に日本に帰るんだと実感した。
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まだまだカリビアンなプエルトリコ。スーツケースを2つ抱えてウロウロしていると、自分で運べるのかとかカートはどこで借りられるだとか、次はどこに乗り継ぐとかみんなで世話を焼いてくれる。
入管のオフィサーまで、パスポートを見ながら「君の顔の色はまるで別人だ」とかいろいろ構ってくる。こんな厚かましくも温かい人たちは、カリブならではだ。

NYへ向かうためのAmerican Airがサンファンの空港を離陸する時、こらえていた涙が溢れた。本当にカリブを去るんだ。日本に帰るんだ。

# by y-oharatti | 2010-03-20 22:06

活動終了

インタースクール予選終了。今日をもって、活動終了である。
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去年と同じく、ハリーと手分けして選手のサポートに当たり、去年のように終わった。
一つを除いては。

幅跳びピットに張り付いてた私に、モーガンが「Yuko、早く本部へ行け!」と言う。何で?と聞いても、とにかく行けと言うだけ。

昼ご飯でもくれるのかと思って行ってみると、全P.Eteacherとオフィサーが待ちかまえていて、競技を中断して、フィールドに出された。

私のために、Thanks Giving Ceremonyをしてくれたのだ。
みんな、選手の事で忙しいのに。


国立競技場、全ビンセントから集まった選手の前でオフィサーから謝辞を頂き、私の名前が刻まれた盾を頂いた。身に余る光栄とは、この事である。舞台の正面に控えたP.E Teacherたちの笑顔を見ながら、返礼のスピーチさせてもらい、涙が止まらなかった。みんなの顔を見ていて、ビンセントの人たちに返る活動ができたのかもしれないと、初めて思えた。

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明日の朝、日本へ向けビンセントを発ちます。

帰国の前日まで活動はどうかと思ったが、すごく忙しかったけど直前までやって良かった。

でないと、島倉千代子じゃないが、きっと
泣いて暮らしてたから。

いろんな人のところへ挨拶へ行っては方々で泣いているので、水分不足である。


他に、ハリーや丘の上の学校からも盾を頂き、
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一体、明日空港でいくら超過料金とられるのか、いまから楽しみです(涙)

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1つのスーツケースはとっくに重量オーバー。

# by y-oharatti | 2010-03-19 18:04

最後のピクニック

ホストファミリーのチャンキー達が、お別れ会を兼ねてピクニックに連れて行ってくれた。
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連日の残務処理の疲れか、ビーチに転がったら最後、
爆睡。

一番下のチビにまで、「もう起きた?」と何度も聞かれる始末。

チャンキー家に来た当初、チビの言ってる事はほとんど理解不能。チャンキーの言ってる事もかなりわからなかった。人間、成長するものである。

「Yukoはすっかりカントリー・ギャールだな!」とチャンキーに言われ、「ハネムーンで戻ってらっしゃい」とおばあちゃんに言われ、最後のチャンキー家特製スープを頂き、ビーチを満喫。
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ビンセントを離れる実感が湧かない。

# by y-oharatti | 2010-03-15 23:07

最後のワーク・ショップ

最後のワーク・ショップの参加者、9人。うち、私以下の年齢5名。

当初、9月から7回を予定していたが、3度のミーティング・キャンセルやなんやかんやで、結局3回。

最終回はこじんまりと終わったが、人数が少なかったぶん、発表の途中で様々な人が発言をしたり、お互いの学校の現状を話したり、今後のビンセント体育科教育の在り方等まで議論され、
私としては御の字。

発表したアイディアやテクニックが現場に浸透するところまではフォローできなかったし、1回の伝達で理解してもらえたとは思っていない。だが、体育教師が同じ場所に集い、ビンセントの体育科教育について真剣に話す場の提供ができた事。

年配者が語る時に真剣に聞き入る若手の姿に、ビンセントの未来を見いだしたい。


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「Yukoはな、俺と一緒だ。やりたいんだよ。ただそれだけだ。」
イヤ~、ハリーにはかないませんよ。

# by y-oharatti | 2010-03-10 23:56

丘の上の学校との本当のサヨナラ

普段、昼過ぎから丘の上の学校へ行く私。最初で最後の全校朝会。


校長から、私がなぜこの学校にいたのかの説明が初めてあり、言葉や習慣の違いを乗り越え、この学校が少しでも良くなる為に働いた事への謝辞を頂いた。

活動開始当初、上の機関の調整不足から私の存在意義が伝わらず、同僚体育教師にすら相手にしてもらえなかった学校。ケビンの異動は、天がくれたチャンスだった。

でも、全く2つの学校で活動できたからこそ、様々なアイディアや人との関わりが持て、こうして感謝してもらえる活動ができたのだと思う。

生徒たちは、ちゃんと見ていてくれた。

だからこそ、「ビンセントをより良いビンセントにするために、勉強に励んで欲しい。学校に来て欲しい。」という言葉に重みが出るのだと思う。


違うやり方もあったのかもしれないが、私にはやったようにしかできなかった。だが、未来に種を蒔く活動ができた点。そこにはとても満足している。


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ケビン、後は頼んだ。

# by y-oharatti | 2010-03-08 22:37

30周年記念コンサート

所属するパン・チームの結成30周年記念コンサート。

うちのウリはお祭りのお囃子のはずだが、なぜか教会で。
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普段はレゲエやSOCAが中心なので、多少間違っても何とかなるのだが、ゴスペルはそうはいかない。おまけに、私の所属パートは、旋律。手に汗とは、ホントにこの事だった。

当日舞台に立つまで本当に色々とあったのだが、とにかく無事終わってよかった。

アンコールではゴスペル以外の曲も演奏し、ゴスペルを演奏するに当たってフラストレーションが溜まっていたドラマーが教会内で暴走(=いつものお囃子)しかけるという一幕もあったが、リーダーの鶴の一声で沈静化。

いろんな意味で新しいチャンレンジだった記念コンサート。みんなで一つのものを作り上げる良さ、大変さを身を以てまた実感した次第。

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それにしても、知ってる曲の多いこと。キリスト教の認知度の高さを実感。

# by y-oharatti | 2010-03-07 23:20

丘の上、最終日?

「Yukoのためにみんなで用意してるから、絶対12時に来てね!」
と言われ、丘の上に行ってみると、なんとスクール・オーバー!

学校を休みにして、私の送別会をしてくれた。

いやはやなんともはや・・・。


生徒も先生も、スクール・オーバーで幸せなのだ。
私の送別会で、みんなが幸せになってくれて何よりである。大事なところが抜けているが。

ま、たまにはいいでしょう。


実際にはみんな食べて飲んで、ダラダラして、何のパーティーなんだかサッパリわからないような、いつもながらのビンセント・パーティーだったが、JICA事務所の隣の高級ホテル?のプール・サイドを借りてパーティーをしてくれ、何だかんだで1人$35ECずつ会費として払ってくれたそうだから、本当にありがたい限りである。

挨拶をしながら、なーんか涙が出るかなー、と思っていたけど、みんなの顔をみていたら、涙よりも笑顔になった。ホントに生粋のビンシー、根っから明るく何事も正直な人たちだった。

本当に色んな面で大変な学校だったけれど、最初から最後まで私の事をSur nameで「Ms,●●●」と呼ばず、人懐こくYuko,Yukoと呼んでくれたのは、ここの人たちだった。最近では生徒たちまで、「Ms.Yuko」と呼ぶようになっていた。
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活動先の選別という選択肢もあったけれど、関わり続けて本当によかった。

今日で最後、と思ってたのに、「月曜の集会で生徒に挨拶をしてね。その時に記念品も渡すわ」集会には出ない方向で、話まとめてあったじゃーん!!


やっぱりここは、丘の上。


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ケビンにウォッカ飲まされた。やる事がまだまだ若いな、ケビン。
校長曰く、「ケビンは子どもの頃から頭がイカれてるわ。」(ケビンは元教え子)

# by y-oharatti | 2010-03-05 23:51

スタッフ・レース再び。

今日は丘の下のスポーツ・デー。

またまたスタッフ・レース再来。

こっちの学校はスタッフ・リレーのみ。

ハウス(チーム)に属さない我々体育科。ハリーが適当にハウスに割り振ったのに、なぜか、私とハリー同じチーム。そして、ハリーにバトンを渡すのが、私。私は1走。

これって、つまりそういう事ですかい。

1着で走って来て、ハリーに渡せと。

ハリーと一緒に走る先生たちは、みんなナウでヤングな男性教諭。過去にビンセント陸上代表だった先生もいる。ハリー、圧倒的形勢不利。でも、いいじゃん。アラフォーなんだし。仕方ないよ。スタッフみんなで走る事に意味があるんだよ。

だが、そんな理屈はビンセントで通用しない。体育科として、ここで絶対に
負けるわけにいかないのだ。
byハリー

そんなハリーのプレッシャーを一身に浴び、号砲一斉スタート。

Ms.は隼のごとく?、駆け抜けました。アラサーの英語科と社会科の女性教諭相手に、
大人気なく
全力疾走。


途中で、最近ようやく起きてきたハムスト

プチっ

と音をたて、脚を引きずりながら成田に降り立つ自分が頭をかすめ、筋肉が離れようが絶対にここで止まれないという意地だけで、

無事ハリーに1着でバトン・パス。

よかった・・・・。(涙)


我々2人の体育科の性とプライドの結果、後日のアンケートには


「Ms、すんげー速かった!」(他の2人が文化系だからだよ)

「体育の先生ってスゴイ!」(大人の悪知恵だよ)

「スタッフレース最高!」

という大絶賛を頂き、何が一番印象に残ったかという問いに対し、圧倒的多数で「スタッフ・レース!」と生徒が答えた。オイ。

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肝心の競技、

「今年、俺には確信がある!!」と私には言い放つハリー。
※他の人や生徒には絶対言わない。コーチとして優れている証拠。

それもそのはず、14歳~16歳クラス男子100m決勝1着11”15(手)

ビンセントだから、100mって言っても10センチぐらい足りないかも知れないし、
ビンセントだから、計時もいい加減かもしれないけど、

フカフカの芝生でこれは、すごいと思う。しかも、向かい風。-1.0ぐらい?

こちら、200m決勝の模様。
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大腿四頭筋が瀕死です。100m1本でオール・アウト。
もはや筋肉痛なのか筋膜炎なのかすら分からない状態。

# by y-oharatti | 2010-03-02 23:46

ハムスト応答あり

丘の上のスタッフレースから3日。
私のハムスト(ハムストリングス)がようやく応答。
おせーよ。

今日のテニスのレッスンでキレキレに動き、いつもなら間に合わないタイミングにも入れた。



レッスンの帰り道、ブレッド・フルーツが道に落ちていた。
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成長すると、私の足よりもでかくなる。イモと栗の合いの子みたいな味と食感で、数あるナショナル・フードの中で、マンゴーとならんで私が好きな物のひとつ。

これが、ブレッドフルーツの木
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歳をとるってこういうことなのかと実感。

# by y-oharatti | 2010-02-27 23:29

ビンセント全国一斉公開

「Ms.,昨日テレビ観た~?夕方のニュースで写ってたわよ!」

ほえ??

「丘の上のスポーツ・デーのスタッフ・レース!」

まじすかー?!

ビンセントでは、月曜~金曜夕方19時からビンセントにたった1つあるテレビ局の番組が放映される。国民のほとんどがチェックしていると言ってもいい。私はスチール・パンの練習があるので久しく観ていなかった。

何でも、肝心の生徒の競技よりもスタッフレースが大写しになり、2人のビンシーに混じり私が必死で走っていたそうだ。その後の丘の上のミーティングでも、「この日、最もエキサイトした種目でした。」と評された。

あんな走り(しかも負けた)が、国民の皆さんに公開されてしまいお恥ずかしい限りだが、いい記念になるので、ハリーに頼んで(ハリーは色んなコネを持っている)データをもらう事にした。


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オバちゃんだと思ってた1着の先生、私より年下である事が判明。
私も・・・?みなまで言うまい。

# by y-oharatti | 2010-02-26 23:13

丘の下、学校スポーツ・デー予選

「Yuko,顔が2色になってるわ!」

連日スポーツ・デーが続き、1日カリブ海の太陽にさらされる。日頃、バイザーとサングラスをしている私の顔はトランプ・マン(古くてすみません)のよう。


生徒にゴミを捨てさせない!事を目標に、朝一でフィールドのゴミを片付ける。本来、ゴミを生徒に片付けさせ、ポイ捨てしないようにさせるのが正しいのだが、ビンセントでこれらを根本から正す事は本当に難しい。
ゴミはゴミを呼ぶ。
だから、生徒が新たにゴミを散らかす前にフィールドのゴミを片付けてしまいたかった。

道具を借りに行き、私がゴミを片付け始めると、始業前のグラウンド・キーパー達も総出でやり始めてくれた。本来、ゴミの片付けは彼らの仕事なのだが、毎日毎日本当にキリがないぐらい落ちる。子どもが溢れる休み時間の後は最悪。ゴミ箱(かなり大型で数個ある)がすぐに一杯になって、業者の収集もおっつかないと以前嘆いていた。

本当にうれしい事に、P.Eクラスの数名には活動の前にゴミを片付けるという習慣がしっかりと根付き、私の姿を見るなり、すぐに手伝ってくれた。

ハリーは朝の集合で全校に向かって、
「Ms.がゴミを拾ってくれた事はわかってるな!それもこれも全部みんなの為だ。絶対にゴミを捨てないように!」と言ってくれた。

根本を正す事はできなかったが、これが2年の結果なのだ。

しかし、
「生徒が散らかしたゴミは、生徒に片付けさせて欲しい。」と頼んだ教師は動いてくれず、競技が終わってみればこの有様。
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離任直前でも、顔で笑って心で泣いて。

# by y-oharatti | 2010-02-25 23:34

学校スポーツ・デー

今日は丘の上の学校スポーツ・デー

選手以外の生徒はこれだけ。
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規則に準じた服装をしてこなかったため、競技場に入れてもらえなかった生徒多数。今年規則が変わり、連絡があった時に学校に居なかった(中抜け)か、話をよく聞いていなかった為。


丘の上は何かとぞんざいに扱われるので、オフィシャル(スポーツ省から来る)が遅刻してきた上にグダグダしてた事も、ランチが競技が終わる頃に届いた事も、スタートラインに立ってるのに、「Ms.,どんぐらい走るの?」と聞くヤツが続出しても、とにかく終わったからいいのだ。

走った生徒たちはよくがんばった。
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そして、この学校のいいところは、行事で職員が子どものようにはしゃぐ。何でも、生徒と同じでやりたがる。女性スタッフ・レースは、ラインに並びきらない程の参加者。もちろん、私も参加。さらっと走るつもりだったのに、
数年ぶりのマジ走り。

なぜかと言うと2人だけ、すんげ速い先生がいた。
ま、負けるわけにいかない!だって体育教師だから!!


しかし、
夢の中を走っているようでした(涙)。

私のハムスト、
応答なし。もしもーし。


そして、
9歳の子持ちのオバちゃんに負けた。
ぶっちぎりで。おまけに彼女はジーパン、裸足。


結果、3着。2着を追い込んでフィニッシュライン手前でもう一押ししたら、
膝が笑った(涙)。


言い訳だが、
ぶっちぎった先生の子どもは私が普段練習を見ている。若干9歳にしてセカンダリーの子と同じ練習メニューをこなし、時には勝ってしまう。(P.Eクラスの子に勝った時は焦った。その子、学校来なくなっちゃうんじゃないかと思って・・・)

蛙の親は蛙だな。
もはや日本語もおかしい。


スプリントは日々のトレーニングの積み重ねの種目である事をつくづく実感。てか、彼ら(1、2着)何にも練習してないし!!!日頃の運動すらあやしい。


私ごときが東洋人を代表したら本当に図々しいにも程があるが、世界陸上/オリンピック100m決勝に東洋人が参加する事は、かなり困難である事を身を持って実感。それとも、坂道ヒールで歩くと足って速くなるのか?

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ビーサン履いてても、みんなふくらはぎがプリっとしている。

# by y-oharatti | 2010-02-24 23:29

さよならはまだ。

活動終了が刻一刻と迫り、丘の下の行事の都合で、今日が最後の授業の丘の上クラスがあった。年度当初から手を焼いてきたが、次第に落ち着いて話を聞けるようになってきたクラスである。

ケビンが所用で遅れたので、今日は特別に私からのメッセージがあると告げ、

私はもうすぐ日本に帰ること、これからの体育の授業は先生が一人になること、このクラスの頑張っている点これからも努力して欲しい点などを伝えた。

いつもだったら私一人だと騒がしくなるのだが、本当に神妙な顔をして聞いている生徒たちを見ていたら、続けてきた事は決して無駄ではなかったと心から思えた。

最後に、私はビンセントが大好きで、この国がより良くなって欲しいと願っている事、みんなはビンセントの未来、だからしっかり勉強してよりよいビンセントを作ってほしい、と話をしめた。

話が終わると拍手をしてくれ、「Ms,Good bye」と言ってくれたので、「Good Bye はまだだよ。」と返すのが精一杯だった。


ケビンが来てから、いいタイミングで中間成績の発表があり、身にしみて勉強しないとマズイな、と一瞬ぐらいは思ったに違いない。どれだけ行動に移るかはわからないが、種は蒔きはできた。


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「Ms,日本語まだしゃべれる?」と聞かれた。ベラベラだよ。

# by y-oharatti | 2010-02-23 22:52

Pan Against Crime

またまたやってきたPan Against Crime。今回はビンセント第2の都市ジョージ・タウン。
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第2の都市・・・・。
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ビンセント1の山、スフレ山のお膝元。

今回は昨年度末に国立競技場でコンサートをやった大御所バンドも参加。そして、首相も来た。
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帰りのバンの中で、バンドのジェネラル曰く、「うちは、エンターテナーだ!!」

大御所バンドはスポンサーをひっさげているだけあって、人数も多いし、楽器もいい物を使ってる。まるで本当に室内コンサートを聴いているような感じなのである。

一方、うち。
楽器はボロだし、いくつかの楽器はジェネラルが本当にドラム缶切って手作り。いくら、ドラム缶が発祥のスチール・パンといえど、現在は多くがトリニダード・トバゴの工房で作られている。

だが、観客がパンにびっちり張り付き、みんながノリノリで楽しんでいるのは、うちの演奏なのである。大御所がオーケストラならば、うちはお祭りのお囃子。
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これはひとえにリーダーとドラマーの人柄なのだが、私の様に、あまりうまくないプレイヤーもフォローしてくれ、みんなで演奏するという姿勢を貫いているからだと思う。

ホントのところ、あまり深く考えず、いる人たちで演奏を心から楽しんでいるだけだが・・・。

そんな、純粋に音楽を楽しむ姿勢が人々に共感を与えるのだと思う。

そして、この日1番の笑撃のワン・ショット
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首相、ノリノリ。

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バンドでの事を思うと、本当にビンセントを離れがたい・・・。

# by y-oharatti | 2010-02-20 23:52

宙に浮く家

ハイチで未曾有の大地震が起こり、未だに被災者は不便な生活を強いられているが、ビンセントで同じ規模の地震が起きた場合、被害はもっと深刻なのである。

その理由は、これ。
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まだまだ
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もいっちょ
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極めつけ
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山がちな国土。そして、なぜかみんな高いところが好き。海側ギリギリに作られた道路のラインに合わせ、住宅を造るとこういう事になってしまう・・・。恐ろしい。

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家も人も地に足がついていない国。

# by y-oharatti | 2010-02-19 22:30

毎日予選

放課後、体育の授業がないForm4,Form5を対象にスポーツ大会の予選をやっている。

簡単に勝ち負けがつく”かけっこ”を観るのが大好きなビンシー。
ポーチに張り付く野次馬
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オヤジも集まる。
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生徒たちはスポーツ大会大好き。こうして、放課後残されて予選をやっても、必ず出席する(もちろん、来ないヤツもいるが)。

それも、ハリーがきちんとしたレギュレーションを作り、Form1の頃から躾けてきた成果である。予選に参加すれば1点、年齢/性別の標準記録を突破すると2点、学校スポーツ大会当日自分のハウス(チーム)に加算される。

出来る子にだけやらせ、あとの子は見ているだけ、というのがビンセントのやり方。ハリーのやり方は、全員に等しく機会や役割が与えられる。生徒は、誰でもやる気次第でハウスに貢献できる事を知っている。

だから、丘の下の学校は大抵の子が体育をやりたがるし、やらなければならないものだと思っている。

こういうシステムは、ビンセントではハリーだけ。

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ハリーは常々、体育を全学年履修にしろ、と訴えている。

# by y-oharatti | 2010-02-16 23:21

Ms., I ’m sorry.

「Ms., I’m sorry. I wanted to apologize to you long time.」
(先生ごめんなさい。私、ずっと先生に謝りたかったの。)

と、突然生徒に言われた。

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私が一人で授業をすると、様々な事が起こる。特に暑い日や午後の授業は最悪である。

2年弱続けてきた事もあり、私もハリー同様に「授業を聞かないこと、やらない事は許さない」という姿勢を理解し、全体的に昨年よりは格段にマシになってはいるものの、やっぱり、悪行を起こす輩がいるのである。

この日、この生徒は私が説明をしている最中に通りすがりのスノーコーン売りのクーラー・ボックスから氷をもらい(奪い)、私が注意するとその氷を友達に投げつけた上にしらばっくれたのである。

その場で一言、「I'm sorry」と言えばそれで終わったのに、

”しらばっくれる”→自分がやった事を認めない(反省しない)

という点が私の逆鱗に触れ、授業から出しその後校長室に連行(校長室の前で待ってなさい!というと素直に待っているところがビンシー生徒のかわいいところ)、Mr.レントンと共にこってりお説教したのだが、校長を前にしても、いかに自分のしたことに正当性があったのかを主張し続け、全く反省の姿勢がなかった彼女。

だいたい、お金を払わずに氷をもらった事からして間違っているし、正当性なんて1mmもなかった。それでも自分は間違っていないと言い張る、この根性。

校長に促され、形ばかりの謝罪をして、それで終わっていた。

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それが、突然今日になって何が彼女をそうさせたのかは分からないが、ともかく、私に叱られた事が彼女にとって気になる事だったという事だ。

こんな彼女の言動を、私は素直に喜び、「形ではなく、あなたが自発的に謝罪してくれた事が非常にうれしい」と彼女には伝えた。


こういうのを逆転ホームランという???

# by y-oharatti | 2010-02-16 23:09

ケンカの結末

こういうワケで、私が階段から降りられない

3匹並ぶと、私は犬の上を滑るように通らないといけない。
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Nick、あんた太ったんじゃね?ムチムチしてるよ。

ケンカの翌週、じいちゃんワンコが居なくなった。

ケンカが起こった時、LandLoardが「もうケンカはイヤだから、よそへやる」と言っていたが、ホントによそへやってしまった。LandLadyのお父さんの住む田舎町へ連れて行ってしまった。そこん家には犬がいないので、よかろうと。

犬1匹で快適に暮らしてると言うが、本当にそうだろうか???なんだか可哀想になってしまったが、だからと言って私が責任を取れることではないので黙っていた。

でも、なんだかな~

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3匹→2匹になって、犬たちもちょっと困惑気味。

# by y-oharatti | 2010-02-12 23:02

ロードリレー2010

去年の反省を受け、襷を用意して付けて見せたら、ハリーの顔がハニワのようになってしまった。

お蔵入り、決定。

日本の駅伝文化の継承は難しかった。世界ではスタンダードになりつつあると説明したのに。おかしいなー。

曰く、「面倒だ。」

ま、一理ある。確かに、伝統も継承もない襷はただのヒモである。

ハリーなりに考え、選手にはバトンの代わりに手首にカラー別ポンポンが着いている。
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デジ一を持ち出す余裕のあった今年は、ハリーの助手席からハコ乗り状態で撮影。
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今年も白バイ先導。
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大会は今年も盛況のうちに終了。
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行事→Ms.が写真を撮る=データもらえる。また新聞に載る予定。

# by y-oharatti | 2010-02-11 22:39

学校対校クリケット

学校対校クリケット準々決勝。

水曜日だった事を幸いに、ハリーにくっついて試合を見に行った。
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クリケットは11人でやる。

檄を飛ばすハリーの後ろを牛が通過。
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一応、スタンド??
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葬式の時ぐらいしか教会へ行かない日本人的宗教観のハリーも、試合前にはお祈りを。
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こんな景色とも、もうすぐサヨナラ。
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負けたけど、悪くない試合だった。

# by y-oharatti | 2010-02-10 23:35

子どもに振り回される

子ども(生徒)というのは本当に不思議な生き物である。

天気の様にコロコロと様子が変わり、ちょっと成長したかと思ってると、足下をすくわれる。そんなこんなで、未だにグランウンドで叫び続ける、私一人の授業。


まったく、油断も隙もない。


かと思えば、ものすご~く手の掛かる生徒たちが殊勝に話を聞き、指示に従って活動を始めると、2年弱教えてきた事は無駄ではなかったのかな~と思う。

生徒の言動に一喜一憂し、振り回される私。これが、私の宿命なのか??

なんでこの職業を選んだのか自分でも分からないが、体育教師のような仕事は特にビンセントでは女性に嫌われる職業である。肉体労働の代名詞と言ってもいいだろう。
毎日ドロドロに疲れてる私を見て、「体育教師だけはやりたくないわ」と数学の先生に言われた。

ビンセントだから、その分余計に疲れるんじゃ!

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警備のオバちゃんに、「Msが叫んでるとカワイイわ」と言われた。
英語で叫ぶと腹から声が出せない。

# by y-oharatti | 2010-02-09 23:17

鼻の穴にチョーク

放課後、陸上のトレーニング中に生徒の手が私の顔面にヒットし、
訓練所以来の鼻血ブー

お互いによそ見をしていたので誰も悪くないのだが、当たった瞬間にバイザーが吹っ飛び、私が顔を押さえて下を向いたと思ったら手から鼻血がこぼれたので、

「Ms.が大変だ!」

と周囲が大騒ぎ。「ハリーを呼べ!」「イヤ、病院だ!」「校長はどこだ」

スタッフも生徒も必要以上に騒いでくれて、ありがたいやら何やら。鼻血を押さえながら、「Take it easy!(落ち着いて!)」と私が言わなければならない始末。

「鼻をかめ」とか「ティッシュ!ティッシュ!」とかみんなで世話してくれる。その中、1人のスタッフが、「チョークよ、チョーク!」と言っている。

チョーク???

「鼻血出たらね、チョーク詰めるのよ。ティッシュだと繊維が残っちゃって大変でしょ。だから、チョークよ。本当よ。

イヤ絶対、ウソだから。

繊維が残るとこまでは納得できるが、それで何でチョークなのか・・・。チョークを丁重にお断りし、水道で洗ってる頃には鼻血は止まった。騒ぎの割に、ホントに大したことない鼻血だった。痛かったけど。


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恐るべし、民間治療。

# by y-oharatti | 2010-02-02 23:38

2月になった。

2月になってしまった。来月には帰国である。何だか信じられないが、帰国なのである。

3月7日に所属するスチール・パンバンドが30周年記念コンサートを行い、18・19日がインタースクール・スポーツの予選に決定した。

ちなみに、3月20日にビンセントを発つ予定である。

時間がない。

毎日、学校と陸上とスチール・パン。家に居るときは、たいてい寝てるか食べてるか、どっちか。

こうして、ビンセント最後の日々が過ぎている。

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日本時間3月22日に成田に着きます。たぶん・・・。

# by y-oharatti | 2010-02-01 23:07

物騒なビンセント再び

砂場で走幅跳の授業をやっていたら、バス停の方が何やら騒がしい。
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校舎の方も騒がしくなってきたので、通りでケンカでもしているのだろうと思った。ビンシーはとにかく野次馬根性が強い。ケンカみて囃し立てるのが好き。まったく、しょーもないなーと思っていたら、

パンパンパン パーン!

という乾いた発砲音。

Shootingである。


側で立たせていた制服組(体操着を忘れた為、強制見学)が「Ms,たいへん、銃撃だ!犯人が走っていった!!」と言う。今にも飛び出して見に行きそうな勢いの奴らを制止し、何が起こっているのか校長に確認したら、

「Gun Manが発砲して茂みに立てこもっている」と言う。すでに警察が動いていたが、危ない事この上ない。
丘の下はゲートを閉じ、生徒を校舎内に留めたが、近所の小学校は昼休みに突入している。

フィールドでフラフラしているチビたちを学校に戻し、授業中の生徒には一カ所に集まって動かないように指示を出した。普段いい加減な奴らも、この時ばかりは素直だった。


後日の報道で、犯人は1ヶ月程前にも同様の手口で銃撃強盗をした若い男。今回は、逃走しながら青いTシャツから赤いTシャツへ着替えるという手の込み様。銀行の側で長時間張り込みを続け、お金をおろした女性の財布をひったくって逃走、警備中の警官が追跡し、その警官に向かって発砲。警官は特殊部隊を要請、犯人の特殊部隊とのにらみ合いの結果、御用となった。

最終的に木に登って逃げたようとした、というオチが何ともビンセントらしかった。

被害者の女性も女性で、銀行に行った後、財布を手に持って歩いていたのだから、今までのビンセントがどれだけのほほんとしていたかが分かる。

一昨年、アメリカのプライム・ローンが破綻した事をきっかけに、世界的な金融不安が始まったが、今こうしてビンセントの治安が悪化しているのもこの事がひとつの原因である。FBIに逮捕されたInternational Stanford銀行のスタンフォード氏。カリブ海のアンティグア・バルブーダという国に本拠地を持ち、昨今話題のオフショア・バンク(租税回避銀行)のひとつだった。ここの銀行や、トリニダード・トバゴに本拠地を持つCL Financial(Colonial Life Insurance Companyが資本会社)が次々とコケた事も大きく影響している。

特に、CLICOはビンセントでもメジャーな保険会社の一つで、JICA事務所の秘書も少なくない金額を掛けていて、全てご破算になってしまったらしい。

ビンセントで起きている事と世界は、確実に繋がっているのである。

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お金はあってもなくても苦労する。

# by y-oharatti | 2010-01-29 23:12

がんばるケビン

「学校にはフラフープないから、家から持ってきた。

と言ってケビンが授業で使ったのが、コレ。
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こう使う。
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ホントに最近よくやっているケビン。うまく行き過ぎて怖いぐらいである。

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うまくいき過ぎて心配になる、小心者な私。

# by y-oharatti | 2010-01-28 23:03

ケンカの翌日

ケンカのその後、負けたじーちゃん犬の姿を見ていなかったので心配していたが、次の日の朝、いつものように寝そべっていた。じーちゃん犬の名前を呼んでいたら、ケンカに勝った方、
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私と目も合わせない。なんてジェラスなんでしょう。

でも、他にいっくらでもスペースがあるのに、この距離で一緒に寝てるなら、もう心配はない。

その時、Rexは私の隣で
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もいっっちょ
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帰国前にやる事、ひとつ達成。

# by y-oharatti | 2010-01-27 23:53

Violence な朝

朝、学校へ行こうと準備していたら、階下から尋常じゃない犬の鳴き声と、LandLoardの声が聞こえ、慌てて外を見ると、

うちの犬が大げんかしていた。

LandLordの制止も振り切り、ものすごい剣幕でケンカしている。私も一緒になって止めたが、うちのワンコたちは首輪をしていないので、下手に手を出せない。どっちか死ぬまでやるんじゃないかと思うぐらい激しく、声を聞きつけた近所の人も覗きに来るような大騒ぎ。

普段の様子からして、ここまで激しくやりあうには相当の理由があると見て、しばらく様子を見ていたが気が気じゃない。だが、よーく見ていると、片方はちゃんとケンカのルールを守ってる。でも、血しぶき飛び散らせながらやりあってるのを見ると、我が犬ながら本当に恐ろしかった。

それから10分ほどして決着がついた。勝ったのはケンカのルール守っていた方。

LandLordは「なんでこんな事になったかわからない。突然ケンカを始めた」と言うが、犬社会の序列は厳しい。たぶん、負けた方が何かしたに違いないと私は思っている。実は、この負けた方、普段からちょっと行動がおかしく、ものすごく臆病。ちゃんとご飯もらってるのに肋が浮いているし、なんか病気を患ってるじゃないかと思っていた。

ビンセントでは、人間の残飯をそのまま餌にするのが一般的だが、Landlordは犬の為にご飯を用意するぐらい、ちゃんと犬の面倒をみている人。曰く、「老人性の痴呆じゃないか」と。確かに頷ける言動が、このワンコからはある。

負けたワンコはまだ興奮していて触れなかったが、勝った方は呼ぶとこっちに来たので身体を拭いてやり、キズをチェックすると、顔や耳の回り以外に、後ろ足から流血している。自分で地面に踏ん張ってすり切れたのだ。そのぐらい、全身全霊でやりあったのである。

騒ぎの割に、獣医に連れて行くような怪我ではなかったのが幸いだったが、
私の精神的ダメージ大。
LandLordのように面倒見ているわけではないが、かわいがっている自分ん家のワンコたちがこんな事になるとショックである。

多頭飼いでは時に必要なケンカもあるというが、やりすぎだよ。

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右がケンカに負けたワンコ。Rex(黒)はケンカ中車の後ろに隠れてた。

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「Rex,ケンカを止めろ!」と言ったLandLord。そりゃー、ちょっと期待しすぎじゃ・・・・。

# by y-oharatti | 2010-01-26 23:03

愛のムチ

最近、昼休みになるとハリーが小さい子を連れている。早い時は昼前の授業が終わる前から、ハリーの側に来て離れない。

ハリーに子どもはいないが、近所や親戚の子を預かってご飯を食べさせたりするのはビンセントでは当たり前の事なので、別段気にしていなかった。

毎日来るので、私も会えば挨拶もするし話もする。なので、ハリーに「あの子、名前なんていうの?」と聞いたところ、驚愕の返事。

「知らん。」

えー、だってハリーがご飯あげるんでしょー?!

覚えてるか、授業中に突っ込んできたクソガキ子ども。あれだ。」

ななな、何と!!

ハリーの据えたお灸が、見事ジャスト・ミート。今では、ハリー大好き、ハリーの大ファンになってしまったのだ。ウソみたいだが、ホントの話である。毎日P.Eルームまで入って来ては、ハリーに寄り添い、頭ナデナデしてもらっている。

ハリーがさりげなくP.Eルームを去ると、追っかける。
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ちょっと困惑しているハリーが笑える。

# by y-oharatti | 2010-01-20 23:16

昨日の今日

昨日の今日だが、ケビンとスタッフルームで大げんか(言い合い)をした。

事の始まりは、私が言った一言だった。

「体操着もってきてない子もフィールドに連れてきたいから、誰も教室に残れないようにしたいんだけど。」

「そんなの、あり得ない。体操着がないヤツは教室だ。」

「置いてった子たちはどうすんのさ。」

「そんなの、俺は知らない。それは、俺の仕事じゃない。

カッチーン。


去年も言ったんだけどさ、それ意味ないから。体育の時間のクラスは、全員うちらの責任下にあるんだよ。連れてって、フィールドに立たせる。それが、指導ってもんでしょ。」

「体操服もって来ないのは、あいつらの責任だ。それで0点とって落第しようが、あいつらが選んだ事だ。俺は知らん。

「じゃー、見てみな!!昨日のForm3のクラス!体操服持って行てきたの6人だけ!その子たちだけ実技。他の子は何してる?!教室で他の教科の宿題やってるでしょ!!体操服持ってこなかったら、体育やらなくて済むこと分かってるんだよ。それで、いいわけ??全員にやらせるのが、教師の仕事!!」

「やりたくないヤツにやらせるのは、俺の仕事じゃない。あいつらの選択だ。俺は関係ない。

「これは、教育だよ。そういう事言って、適切な指導しないから、あいつらどんどんバ○になるでしょーが!!!Form1だから、今日が初めての実技の授業だから、きちっと教えなきゃいけないんだよ!!!」

ハリー見てみな!ハリーはそうやって全員の面倒みてるよ!!!」

「俺は、ハリーじゃない。ケビンだ。俺は俺のやり方がある。」

「やる事やってからそういう事言え!!ドッカーン!!!!
と、以前の私なら言っていたが、踏みとどまった。

そのかわり、
「うちらはまだ若いんだから、経験のある先生から学ぶべきだよ!」と言った。

他のスタッフは固唾を飲んで成り行きを見守っている。とにもかくにも授業の時間が来たので、教室に行って指示を出した。やっぱり制服組を置いていこうとしたので、「ケビンは体操服組、私が制服組面倒見るから。それでいいでしょ?」

「好きにして。」
If you wantって言ったなー、このー(怒)! up to youでないだけマシ?

全員鞄を机の上に置かせ、教室に鍵をかけて出発。逃亡・盗難予防である。ケビンは「教室に鍵をかける」ということ事態、面倒くさくてやりたくないらしい。だが、真面目に授業に参加する生徒たちをリスクから守るにはこれしか方法はない。


終わってみれば、結局は私が授業を組み立て、ほとんどを行った。でも、それに対しケビンは素直に従って授業を見ていたし、制服組の面倒もちゃんと見てた。(座るな!しゃべるな!)
生徒から見れば、2人の教師が同じ指導方針で授業を行っているように見えたはずだ。言うことは言うが、ケビンはこういうところがホントに素直だと思う。だから、失敗から学ぶ事ができる。

丘の上から帰る時、他のスタッフが「今日は疲れただろ?大丈夫かい?あまり無理しないでね。」と言ってくれ、「やー、平気だよー」なんて返していたら、

ケビンだよ。彼は本当に難しい。皆、手を焼いてる。その事で、君がストレスを溜める必要はないんだよ。」

と言われ、たぶん鼻の穴全開で怒鳴り合ってたんだなー、とちょっと恥ずかしくなった。このスタッフはケビンの隣に座っている人で、ケビンと私の話を普段からよく聞いている。ケビンが、ちょっとでも反抗的な態度をとると、「Yukoは○○の事を心配しているんだよ。」とか、すかさず助け船を出してくれる人。

「まー、でも、いいヤツだから。まだ若いからみんなで助けないとねー」と言ってサヨナラした。周囲がこうして感じてくれているだけで私は満足だし、ケビンが本当におバカさんでない事はみんなも分かっている。(はず・・・。)

去年の我慢があっての今年。でも、去年からケビンと一緒に仕事ができていたら・・・。とつくづく思う今日このごろ。


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ケビンの腕には立派な彫り物アリ。若気の至りだそうだ。

# by y-oharatti | 2010-01-19 23:00