青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
Links
JOCVに興味のある方はここ
青年海外協力隊

同期隊員・ニカラグア
ありむら先生のニカラグアレポート

同期隊員・ベリーズ
Via.wonderland

同期隊員・ベナン
ベナンの風

同期隊員・バングラデシュ
バングラにいます!

同期隊員・パラオ
(株)宇田川印刷所

同期隊員・スリランカ
へなちょこバレーボーラー海を渡る

有機農法にこだわる友人夫婦
くわの実ファーム便り

お世話になります。
あんずもじ
青二書道教室
タグ
ネームカード
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
XML | ATOM

skin by excite
歯吸ってそれでおしまい。
ビンシーはよく「チューッ」と歯を吸う。ダイアレクトでsuck yo teeth(サック ヨ ティート)、直訳すると歯をすするという。

何か嫌なことやツライこと、自分の意にそぐわない事があると、これをやる。日本でいうと、「ちぇっ」に近いかもしれない。毎日そこらじゅうでチューチュー言ってる。

そんなに毎日、嫌なことがあるんですかい?

と、始めの頃は思っていたが、彼らにとってsuck yo teethは一種の不満解消法の様で、文句を言うつもりはないらしい。その証拠に、ハリーに怒られた後、生徒がハリーの前で「チュー」っとやったが、ハリーは何も言わなかった。

ある時、日本人はよく泣く、という話題になった。ツライ事や悲しい事があったら、泣くのは普通じゃない?と言うと、

「ツライことがあっても、suck yo teethしてそれでお終いよ。

ビンシーは明るい。脳天気ともいう。いつもポディシブ。その自信は一体どこからくる。

だが、彼らの暮らす社会は日本よりもある意味厳しく、理不尽な理由で命が無くなる事もある。多くの友達・生徒らが若くして父母、兄妹などの身内を失っている。

「suck yo teethしてそれでお終い」
どんなにツライ事があってもくよくよせず、笑顔で暮らす彼らの強さ、逞しさを知った気がした。


日本に居る祖母が亡くなった。この仕事を決める時、最も心配していた事が現実になってしまった。一晩中悩み、事務所・家族と相談した結果、一時帰国せずに、ビンセントに留まる事にした。

冷静な判断ができず、時間だけが過ぎ、どんどん追いつめられる中、
私を救ってくれたのは、ハリーやMr.レントン、周囲のビンシーたちの言葉だった。
校長たちは一様に休暇を快諾してくれ、ハリーに至っては
「家族の意見がどうであれ、残りの任期がどうであれ、Yukoの気持ちが一番大事だ。とにかく今は家(インディアン・ベイ)に帰って、ゆっくり考えろ。」と言ってくれ、朝一で学校から帰された。

そこで、初めて冷静に考える事ができた。


私はビンセントの発展を助ける為にここへ派遣されているが、私の生活はビンシー達によって守られ、支えてもらっている事をあらためて実感した。

同僚・友達に本当に感謝。

====================================

ばばちゃん、ビンセントと日本の空は繋がってるからね。

by y-oharatti | 2010-01-09 23:16
< 前のページ 次のページ >