セントビンセントノオハラ


青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti
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昨日の今日

昨日の今日だが、ケビンとスタッフルームで大げんか(言い合い)をした。

事の始まりは、私が言った一言だった。

「体操着もってきてない子もフィールドに連れてきたいから、誰も教室に残れないようにしたいんだけど。」

「そんなの、あり得ない。体操着がないヤツは教室だ。」

「置いてった子たちはどうすんのさ。」

「そんなの、俺は知らない。それは、俺の仕事じゃない。

カッチーン。


去年も言ったんだけどさ、それ意味ないから。体育の時間のクラスは、全員うちらの責任下にあるんだよ。連れてって、フィールドに立たせる。それが、指導ってもんでしょ。」

「体操服もって来ないのは、あいつらの責任だ。それで0点とって落第しようが、あいつらが選んだ事だ。俺は知らん。

「じゃー、見てみな!!昨日のForm3のクラス!体操服持って行てきたの6人だけ!その子たちだけ実技。他の子は何してる?!教室で他の教科の宿題やってるでしょ!!体操服持ってこなかったら、体育やらなくて済むこと分かってるんだよ。それで、いいわけ??全員にやらせるのが、教師の仕事!!」

「やりたくないヤツにやらせるのは、俺の仕事じゃない。あいつらの選択だ。俺は関係ない。

「これは、教育だよ。そういう事言って、適切な指導しないから、あいつらどんどんバ○になるでしょーが!!!Form1だから、今日が初めての実技の授業だから、きちっと教えなきゃいけないんだよ!!!」

ハリー見てみな!ハリーはそうやって全員の面倒みてるよ!!!」

「俺は、ハリーじゃない。ケビンだ。俺は俺のやり方がある。」

「やる事やってからそういう事言え!!ドッカーン!!!!
と、以前の私なら言っていたが、踏みとどまった。

そのかわり、
「うちらはまだ若いんだから、経験のある先生から学ぶべきだよ!」と言った。

他のスタッフは固唾を飲んで成り行きを見守っている。とにもかくにも授業の時間が来たので、教室に行って指示を出した。やっぱり制服組を置いていこうとしたので、「ケビンは体操服組、私が制服組面倒見るから。それでいいでしょ?」

「好きにして。」
If you wantって言ったなー、このー(怒)! up to youでないだけマシ?

全員鞄を机の上に置かせ、教室に鍵をかけて出発。逃亡・盗難予防である。ケビンは「教室に鍵をかける」ということ事態、面倒くさくてやりたくないらしい。だが、真面目に授業に参加する生徒たちをリスクから守るにはこれしか方法はない。


終わってみれば、結局は私が授業を組み立て、ほとんどを行った。でも、それに対しケビンは素直に従って授業を見ていたし、制服組の面倒もちゃんと見てた。(座るな!しゃべるな!)
生徒から見れば、2人の教師が同じ指導方針で授業を行っているように見えたはずだ。言うことは言うが、ケビンはこういうところがホントに素直だと思う。だから、失敗から学ぶ事ができる。

丘の上から帰る時、他のスタッフが「今日は疲れただろ?大丈夫かい?あまり無理しないでね。」と言ってくれ、「やー、平気だよー」なんて返していたら、

ケビンだよ。彼は本当に難しい。皆、手を焼いてる。その事で、君がストレスを溜める必要はないんだよ。」

と言われ、たぶん鼻の穴全開で怒鳴り合ってたんだなー、とちょっと恥ずかしくなった。このスタッフはケビンの隣に座っている人で、ケビンと私の話を普段からよく聞いている。ケビンが、ちょっとでも反抗的な態度をとると、「Yukoは○○の事を心配しているんだよ。」とか、すかさず助け船を出してくれる人。

「まー、でも、いいヤツだから。まだ若いからみんなで助けないとねー」と言ってサヨナラした。周囲がこうして感じてくれているだけで私は満足だし、ケビンが本当におバカさんでない事はみんなも分かっている。(はず・・・。)

去年の我慢があっての今年。でも、去年からケビンと一緒に仕事ができていたら・・・。とつくづく思う今日このごろ。


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ケビンの腕には立派な彫り物アリ。若気の至りだそうだ。

by y-oharatti | 2010-01-19 23:00
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