セントビンセントノオハラ


青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti

<   2009年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧


丘の上の学校始動

丘の上の学校が動き始めた。

今年こそ、机GET!
なんと去年、私の机がある日忽然と姿を消したのである。

去年、丘の下は新学期から1ヶ月経っても時間割ができず、必然的にすでに時間割が決まっていた丘の下で過ごす経緯になったわけである。
その間も、時間が空けば丘の上に顔を出していたのだが・・・。


だが、私が丘の上で過ごせなかったのは、単に時間割が決まらなかったからではない。今年になってからJICA事務所にはっきりと物申したが、「私が・いつ・どこで・何をするのか」だ~れも分かっていなければ、だ~れも渡りをつけてくれなかったのだ。


ホントに、学校名だけ言われ、放り込まれたのである。
JICAって何?ボランティアだから、何でもやってくれるんでしょ?ぐらいなもんだった。
まさに、ゼロからの手探りの活動だった。
だから、一介の隊員の身で、2つの学校両方に、顔と筋が立つように立ち回り活動するのは、精神的にも肉体的にも本当にキツかった。


当初は隊員はそんなもんかと思い、先輩隊員に相談したりして何があっても自分でなんとかしてきたので、自分の机が無くなっても、そんな事に構っている余裕もなかったのである。
今思うと全然そんな事はなく、やはり動くべき立場の人間が動かなかったのだ。

今は、その原因がはっきりした事で、私の活動も大きく前進した。

要するに、活動の始めに必要だった詰める筋を詰め、出てきてもらうべき人に出てきてもらったのである。それも、この1年の多少なりともの実績があっての事だけれど・・・。


さて、丘の上では念願の机Get!!
もう、離さない!!

by y-oharatti | 2009-08-31 23:57

この夏休み、作ったもの

毎晩、居酒屋営業中であるが、この夏休み本当にいろんな物を作った。

ハリーのBBQに差し入れしたコロッケ。ビンシーには”イモ”と”揚げ物”は堅い。
みんなおいしいと言ってくれた。
b0138450_10254590.jpg



日頃、バナナやマンゴーをくれるご近所さんにあげたチョコマフィン。
b0138450_10265363.jpg



これも友達にあげたミル・クレープ。材料が無くて、半分の量で作ったので高さも半分。
b0138450_10325541.jpg



日本にいた時もこういう事は好きだったが、いかんせん時間がなくて出来なかった。ビンセントでは時間があること、そして食べたくても自分で作るしか方法がないのでモチベーションが俄然違うのである。ビンセントは物がなくて本当に困る事はないが、本当に欲しい物もないのである。

今日び、アフリカでも首都に行けば日本料理屋や中華料理屋のひとつもある。だが、ビンセントは首都ですら、何にもないのだ。ビンシー料理だけ。ひたすら、チキンチキンチキン。


そして、たまに失敗もする。
b0138450_10352054.jpg


カリフォルニアロールを作ったのだが、大量のご飯を炊いたため、水加減失敗。とても人様に差し上げるような物でもなく、自分で食べきるにも無理があり、仕方なく犬にあげることに。(普段は躾のために、私は食べ物をあげないようにしている)

1匹、食べなかったヤツがいた。もう、何にもあげない!


ビンセントでも「飲みにケーション・食いにケーション」は必須。一つテーブルを囲んで皆で食事をとることはあまりないが、食いにケーションは大いに役立っている。

by y-oharatti | 2009-08-28 23:21

新学期に向かって助走中

いよいよ、私にとって最後の年度2009/2010academic yearが始まる。
その為の助走は、実は結構前から始まってる。

活動開始の去年とは大きく違い、どこにどう根回しをすれば物事が動くかわかってきた私。本当に早い話だが、3月の任期満了という着地点を見て、今から仕事をしなければならないのだ。

そんな根回しに奔走する中で、衝撃の事実発覚。

なんと、丘の上のカウンターパートが転勤
ビンセントで(世界中で)隊員のカウンターパートが居なくなったり転勤するのは日常茶飯事だが、まさか、自分の身の上に起こるとは・・・・。が、大してショックもない私。こういう自分に衝撃だったかも・・。

なんといっても、丘の上の学校。話し始めたら長くなるが、とにかくそういう事。
転勤されて困るほど、彼と一緒に何かをやってきたわけではないのだ。

昨年度末、次年度からは丘の上をターゲットにする、と決め、そのための固め打ちをしている最中。
彼と頑張れない事は多少寂しい気もするが、仕方ない。

新しく来る体育教師は顔なじみ。しかも、ハリーの教え子である。
初めて紹介してくれた時、「ケビンは子どもの頃大変だった」と確か言っていた。

”大変”って”たいへん”ってそういう意味だよね。丘の下以前にハリーが居た学校は、すべて生徒指導強豪校である。でも、ハリーにスポーツの才能を見いだされ、体育教師にまでなったんだから・・・。

これもなにかの縁である。

運を天にまかせ、行くしかない。隊員は、与えられた条件の中でやるしかないのである。

by y-oharatti | 2009-08-27 23:59

カレンのお家

カレン。
彼女はJICAオフィスの警備員。半年ほど前から勤務しているのだが、とーってもいい人。

まず、挨拶が気持ちいい。そして、仕事が仕事で終わらず、誠意と責任をもって取り組んでくれる。時間外勤務でも必要とあらばやってくれるし、どんなにいい人でも、ビンシーにはなかなか難しい、時間に正確

ビンシー・ギャールはマシンガントークな人が多いのだが、彼女はとーっても控えめ。
そんな彼女が夏の休暇に入り、お家に招待してくれた。
「いつでも家においで」と言ってホントに招待してくれる人、なかなかいない。

彼女の家は山のてっぺん。その名もMount Pleasant(山の見晴らし)。
b0138450_12171490.jpg


来る前から予想はしていたけれど、彼女は決して裕福層ではない。はっきり言って、ブルーカラーである。家はまだ作りかけなので、かろうじて屋根はあるけど、扉のないドアがあったり、水道は外に一カ所、トイレは地面に掘った穴に囲いをつけてあるだけ。これから、お金貯めて完成させるのよ、と言っていた。

好奇心でカメラを出してパシャパシャ撮る自分がイヤで、写真はお見せできないのだが・・・。

遠慮しつつ、撮った玄関。
b0138450_12224747.jpg


家は車が通れない丘の上にあり、バンを降りてから、彼女と2人で登ってきた。
初めての場所だったので、彼女がタウンまで迎えに来てくれたのだ。

家には7歳から20歳(!)まで4人の子供たちの他、仕事で不在だったがボーイフレンド(旦那さん)。聞かなかったけど、全員顔が似てたので、同じ父母なのだと思う。ビンセントでは珍しいが、彼女なら納得。

そして、20歳の長兄が拾ってきたというネコ。
b0138450_12283056.jpg


ピタっとひっつき、カワイイのである。
b0138450_1230685.jpg



母に似てか、子どもたちも皆あまり口数は多くないのだが、おみやげに持って行った日本の紙風船を下のチビたちが喜んでくれ、帰り際には遠いバス停まで見送りに来てくれた。
私と言えば、お昼・おやつを食べさせてもらい、昼寝までして、さらにおみやげを持たせてもらって帰ってた。
豪勢ではないけど、とってもおもてなしをしてもらった感がある。
何か出してくれる時は、私に一番始めに出してくれ、ボリュームもたっぷり。

冷蔵庫の中を見た時驚いたのだが、びっくりする程空っぽだった。
おやつのケーキも、私が来るからわざわざケーキミックスをタウンで買ってきて、作ってくれたのが分かった。

それなのに、行きのバン代はカレンが払ってくれた。「私が呼んだのだからいいのよ」と言って。
私は明らかに彼女よりもお金を持っているし、彼女もそれを知っている。大量の食材やビールを持って帰る私の姿を彼女は何度も見ている。


自分の持っている物も少ないのに、それを誰かに分け与える事に躊躇しない彼女
私は彼女よりも情報量としていろんな事知っている、と思う。
彼女は生まれてから一度もビンセントの外に出たことがないと言っていた。でも、本質的には彼女の方がいろんな事を知っているのかもと思う。

タウン行きのバンが来るまで一緒にバス停で待ってくれ、
「家に着いたら電話してね。クレジット終わっちゃったから、私電話できないの。」

蚊に喰われまくったけど、ほんわかした気持ちでビンセント高級住宅街のひとつ、IndianBayに帰ってきた。ここが私の家である。

カレンに電話すると
「今日は来てくれてありがとね。また、休み明けね。」

本当に、この国は格差社会。物質的にも、人の内面も。

by y-oharatti | 2009-08-26 12:07

アンタ何人?

”チャイニー!”と呼ばれるのは日常茶飯事。身体特徴で人の事を呼ぶ事に悪気がない彼ら。日本人の私には相当違和感がある。ビンシー曰く、「外国で”ビンシー”って呼び止められたらウレシイ」というのだから、理解に苦しむ。

私にそんな事言って呼び止めるのは、友達でも知り合いでもないので、たいてい無視しているのだが、その日、バンの助手席に乗ってきたラスタマンが、後部座席に座っていた私に向かってわざわざ言ってきた。マリファナやりすぎてちょっとラリっちゃってる(ラスタの戒律ではマリファナは合法。もちろん、違法。ラスタの名誉のために言うと、全てのラスタがマリファナやっているわけではない)のか、じーっと私の方を見て、”チャイニー、チャイニー”呼んでいる。

私は日頃、日常茶飯事といっていいこの国のナンパに対し、ビンシー・ギャール(ガール)にならってド無視という作戦に出ているのだが、この日はなぜかボソッと「チャイニーじゃねーよ・・・」と呟いたのだ。

すると、超野生児ビンシー。うるさいバンの中でも私の声をキャッチしたコンダクター(車掌)が、「彼女、チャイニーじゃないよ。」と、ラスタマンをたしなめてくれた。更に、運ちゃんが
「そうだ、彼女はチャイニーじゃない。彼女はビンセンシャンだ!」とラスタマンに言った時には、驚きを通り越して感動してしまった。

私は普段、愛着を込め、彼らをビンシーと呼ぶ。彼らもそれが好き。Vincyは市民権を得ている。もちろん、オフィシャルにはビンセンシャン;Vincentianが正しい。
私の友達の何人かは、親しみを込めて私を"Vincy"と呼ぶ。

運ちゃんは、あえて、”ビンセンシャン”と言った のだ。それは、相手(私)に対する思いやりの他ない。彼女はビンセントに住んでいるのだから、ビンセンシャンなんだ、と。
ビンシーとは、概して無礼でルーズで怠け者な人たち・・・・ではないのだ。



こんな事があった後でも、スーパーで店員にお金をせびられたり(ありえん!)、変なオッサンにナンパ目的で手を掴まれたり(これ、警察に言ったら筋が通る話。手であっても、いきなり身体に触るのはタブー!)するが・・。


たまに、日本のニュースをネットで見かけると、頭が痛くなる話題ばかり。年間3万人が自殺する国をビンシーが見たら、彼らはどう思うのだろうか?日本人とはクレイジーな人たち、と思うだろうか?


日本でもビンセントでも、”個”を見ることの大切さを運ちゃんに教えてもらった気がする。

by y-oharatti | 2009-08-24 23:13

飲んだくれではありません

飲んだくれではありません。ビールは1日1本と決めています。ビーチを散歩して一休み。
b0138450_10583982.jpg


そう、1日1本・・・・。
b0138450_1101427.jpg

今日の夕飯。チャーハンの素で作った簡単チヂミ。
アレ???

by y-oharatti | 2009-08-23 23:57

ニッポンの知恵

着任後(とっくに)1年が経過し、だんだんと物が壊れ始めた。

だいぶ前から壊れ気味だった傘。ずーっと気になっていたが、ついに修理することに。
b0138450_228921.jpg


最近、こんな仕事ばっか!
b0138450_228471.jpg


よく考えると、料理も裁縫も今の日本だったら、お金を出せさえすれば即解決
ばーちゃんやオカンが色々な事ができるのは、必要があったからで、自分で身の回りの事ができるのは、よりよく生きる事にもつながっている事をビンセントで実感している次第。
そして、壊れても直る日本製品。ニッポンの知恵はすばらしい。

品質は多いに疑問だが、物だけは沢山あるビンセント。傘だって、壊れたらすぐに新しい物
だから、ビンシーは物を大事にしない。何でも使い捨て
大切に一つの物を使い続けたりする事が本当に苦手。それは、彼らが”良い物=壊れても直る物”を持つ経験が少ないからかもしれない。

なんて考えてるうちに、修繕完了。
b0138450_2375631.jpg


この傘、日本に持って帰っても使えるやもしれん。先輩、ありがとうございます。

by y-oharatti | 2009-08-22 15:26

居酒屋営業中

だんだん暑くなり、ビールが旨い!

今夜もひとり居酒屋営業中。まだ明るいって???
b0138450_2223213.jpg


今日のオススメはフィッシュマーケットで買ったアジで作った南蛮漬け。
b0138450_2233644.jpg


生野菜が手に入らない任国がある中で、大変ありがたい事である。

by y-oharatti | 2009-08-21 22:20

新学期????

来年度の私のスケジュール作成の為、あちこちに根回しし、正式なレターを何通も出したりして、着々と新年度の準備をしていた矢先。

「学校、7日からだって!」

え、そんなうれしい!!困る!!

もう1週目の予定は立ててしまっているのに・・。
なんでも、Mnistry曰く、どの学校も準備が追っつかないとのこと。

間に合わない→だったら、先に延ばす
なんてビンシー的発想!!!

私の予定も一週間の延びたところでどーって事はない
ビンシーに合わせ、どーって事はないように予定を組むのがうまくなってしまった・・・。

こんなんで半年後、日本社会復帰できるのか本当に不安である。

by y-oharatti | 2009-08-20 23:55

素敵な生活

JICA事務所がお世話になってる語学教師のお宅で。
高台にあるとっても素敵な眺めのお家。
b0138450_217193.jpg


愛犬ヨダ。こいつは自分がカワイイ事を知っている・・・。
b0138450_2173368.jpg


こんな生活、いいなぁ~。

by y-oharatti | 2009-08-19 23:14