セントビンセントノオハラ


青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti
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後光が射しております

私のカウンター・パート、輝くハリー42歳。
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改めて調べたら、カウンター・パートとは、”同じ立場”とか”似た者”という意味らしい。

似たもの?????

by y-oharatti | 2009-09-30 23:30

ゴミとウ○コ拾いの果てに

着任してから、ずっと続けてるグラウンドのゴミ拾い。
グラウンドは誰でもフリー・パスなので、ヤギとか犬のウ○コもたまに拾う。
人のではない事をいつも祈っている。
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※)ちなみに今日のは入ってます。見えません、念のため。お食事中の方、失礼します。

本当はビンシー(特に生徒)と一緒にやるのが一番いいのだろうが、授業の合間をぬってやっている事、そして、この行動自体に何の成果も求めておらず、単に汚い所で授業をするのが嫌だからやっている。こと”ゴミ”に関してはそれだけで一つの職種になるぐらい、ビンセントは大きな問題を抱えている。これに真っ向から取りかかると、とても本来の活動を回せない。いけないのかもしれないが、半分は諦めの境地である。

だが、やっぱり見てる人は見てるのである。
最近、ゴミが減った。特に、うちの学校寄りのエリア。私の見ているところでは、さすがに生徒はポイ捨てはしない。同僚にも、「Yuko、グランウンドのゴミ拾ってるのね。」と言われた。

グラウンドには管理人がいる。本来、ゴミ拾いは彼らの仕事である。日本人の仕事量からしたら毎日当然できそうな量だが、彼らにそれは無理。だが、彼らなりに私たちが使うエリアから先に掃除をしてくれたり、私がゴミを拾ってると、とりかかってる仕事を置いて、一緒にゴミを拾ってくれる。

ビンシーは人の気持ちを察する事のできる人たちが多い。100%言葉が理解できるわけではないし、価値観も文化も日本人のそれとは全く違うが、気持ちの部分で通じ合える人が多いのだ。

そんなところが、嫌な事があってもビンセントに居るのが苦にならない要因かもしれない。

by y-oharatti | 2009-09-29 23:43

I am vex!!

怒っているのである。

順番抜かしされた上、私の素行が悪い事にされたからである!

ネットが全く復旧しないので、ついに電話会社に直談判に行く事にした。
とにかく仕事がのろいので、窓口は大混雑。
そこで起きたのである。

待つこと40分(!!!!!)
ようやく私の番が来て、窓口に行こうとしたら、私の後からきたオバちゃんが、
「あたしの番よ!」と言う。負けずに、
「イヤイヤ、私の番ですよ」と切り返すと、おばちゃんがキィーっとなり、
「何言ってんの、私が先にいたでしょ!!」
あまりの強さに、「そうだったか?」と一瞬ひるみ、思わず、「Sorry」

私の負け。

こういう社会ではsorryと言ったら、負けである。
だが、よくよく考えるとやっぱりオバちゃんの勘違い。それを証明できる人は誰もおらず、端から見れば私が順番抜かししようとして、失敗したように見える。

キィーッッ!!悔しいぃぃぃぃー!!!

すぐに謝っちゃう、超・日本人な私。そして、オバちゃんにすぐに切り返せなかった自分の英語。冷静に考えれば、オバちゃんに立ち向かう駒をいくらでも持っていた。
だが、とっさに肝心な言葉が出てこなかった。

何が悔しいって、何が頭に来るって、言い返せなかった自分に怒っているのである。


肝心のネットは、
「苦情の電話はすでに承っております。何でこういう事になったかって?誰かが電話線切っちゃったんでしょう。すぐに工事に行かせます。え?すでにもう一回来てる?そうですか、技術部にちょっと問い合わせてみますね・・・」
仏頂面のおかげで、いつもよりは対応が丁寧だった。

「道具がないので修理できなかったようです。今、道具の入荷待ちなので、今週末までかかるかと・・・。」

部品じゃなくて、道具って一体どういう事だい?!あー、わけわからん!!!!
プリプリしながら家に帰ると、アッサリ、直っている。ますますわけわからん。

不思議ワールドビンセント。言い訳とケンカにかけては超一流である。

by y-oharatti | 2009-09-28 23:06

Pan Against Crime

Pan Against Crimeとはその名の通りで、スチール・パンを通し、犯罪抑止をしようという政府の政策の一環である。いわゆる、青少年活動である。


青少年がエネルギーをもてあまし、銃や麻薬に手を出す事が珍しくないビンセント。”やる事がない”というのが一番の原因。なので、学校にパン・バンドを作ったり、文化省の予算や寄付でスチール・パンを学校に配布したりしてる。

このイベントは招待バンドが国内のいろんな地域を周り、スチールパン演奏や音楽演奏を行う。スチール・パンが大好きなビンシー。パンの音がすると、自然に人が集まってくる。

人が集まると、当然飲み食いするのでそこに商売が生まれ、ほんの少しだがお金が生まれる。音楽を聴いてなくても、集まってきた人たち同士でおしゃべりしたり、ダラダラしたり。
”人がいる場”を作るのがこのイベントの目的。悪い事をしようにも、イベントの母体は警察。ポリスバンドもいるし、司会は警察の偉い人だし、そこら中、警官だらけである。

私が所属するバンドは、Panorama(スチール・パンコンテスト)にも出場し、一応3位入賞もしているので、観客の集まり方もちょっと違う。

でも、そんな事はぜ~んぜん関係なしにいつも通り、誰よりも演奏を楽しむメンバーたち。
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私が弾ける曲になると声をかけてくれるメンバー。
今日は私も数曲弾けた
パンに張り付くようにして立ってる観客の、ホントに目の前で演奏する。

もう、最高!!

Panoramaよりも楽しかったんじゃないかと思うぐらい。
人びとをこんなに楽しませ、自分たちもとことん楽しむうちのバンド。
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最近、もっと上手く、もっと長い時間弾いていたいと本気で思い始めてる。
このバンドだから、楽しいんだろうな。

by y-oharatti | 2009-09-27 23:10

教師の仕事って?

丘の上の新しい体育教師。彼は相当に若い。
なにせ、教員2年目。3月のインタースクール予選で、試合当日に走幅跳の仕方を教えていたのは、何を隠そうこの人である。

まだ経験も浅いし、若いし、授業がうまくいかないのは分かる。だが、
前任のカウンターパートから借りたノートを黒板に丸写ししするのはいかがなものかと思う。ひどい時は、ノートを生徒に渡し、黒板に板書にさせる。自分は座ってるだけ。

間違った事を平気で教える。それもそのはず、ノートを吟味していないので、間違いに気付いていない。そして、未だ、実技の授業はない。


こんなんで、ハリーよりも高い給料をもらってるなんて、許せない。
※大卒なので、ハリーよりも給料が高い。


自分は疲れたと言って、学校対校フットボールの練習をサーディンにまかせ、さっさと帰る。

あんた、若いのに恥ずかしくないんかい?!

とは言っていないが、
「ハリーやサーディンが炎天下の下で1日頑張ってるのに、彼らよりも若いうちらが働かないでどうすんだい?」とは、言った。

「今日は気分が悪いんだ。」じゃ、明日はやろうね!!!

若いから、誰かが助けてあげなくてはならないのは当然。私もそうやって、助けてもらってきた。
ホントは、ビンシーが助けるのが筋なのだが、ビンシーは良くも悪くも他人のやる事に干渉しない。恩師であるハリーでさえ、彼の言動を放ってある。

「Yuko,丘の上はどうだ?」(=大変だろ?)と、私の頭をなでなでしながら同情するハリー。
おーい、これはビンシーの問題だろうが!

若い人材を育てなかったら、お先真っ暗ではないかい!!

ハリーは、別の若い体育教師の面倒はみているので、あながちそうではないのだが、私のカウンターパートには対しては今のところだんまりを決めてる。

さて、どうなる事やら・・・。

by y-oharatti | 2009-09-25 23:33

ネット切断

ネットに接続できない・・・。
という事で、Landladyに相談してから、家を出たあとで気付いた。
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これ、うちの電話線じゃね?!

と、いうことで事務所下宿泊所から更新中。

by y-oharatti | 2009-09-24 23:23

丘の上の学校

そう、今年度の私のターゲットは丘の上。
ハリーに、「本当に行くのか?行って意味があると思うのか?」と、散々イヤミを言われたが、
行くのである。行くっつったら、行くのである。

学校開始2日前に突然副校長が変わる、というドタバタ劇はあったものの、半数の教師が入れ替わり、副校長が変わった事で、ずいぶん雰囲気が変わった。
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誰もいな~い!!
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購買に群がってな~い!!

参考:1年前の記事

生徒は何にも変わってない。ただ、
教師が教室にいる。
それだけで、こんなに違うのだ。

男性で、声の大きな偉い先生がいる。それだけで、教師も生徒も教室にいる。

根本的には何にも解決してないが、ともかく先生と子どもが教室にいれば、そこから生まれるプラスの効果は期待できる。


が、ここまで来てしまった悪癖をすぐには変えられないのが人間。
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時間までに戻らないと学校に入れてもらえない。

「Ms,その写真、新聞社に送るの?」

「そうだよ、”丘の上の生徒、時間に戻れず”ってね。あー、あんたたち、もう恥ずかしー!」

新聞社には送らないが、世界中に発信である。

でも、
”恥ずかしい”って思えるようになっただけ、進歩したよね。

by y-oharatti | 2009-09-21 22:15

現地語学訓練再び

ありがたい事に、また語学訓練が受けられる事になった。
今回の講師は丘の下の隣にある、ビンセントで学力トップの小学校の副校長先生。

会うのは初めてだったが彼女は私の事を知っていて、なぜかと言うと、ハリーの元同僚で友達、そして丘の上の校長、Missヒッポリットとも同様。

ホント、せまい世間なのである。

本当なら語学訓練の内容を記事にすべきなのだろうが、それよりも彼女の波乱の人生に驚愕してしまった。

「I am widow.」(私は未亡人よ。)と自己紹介でおっしゃったので、見かけよりも年が上なのかな、ぐらいに考えていたのだが、話題がビンセントの政治に移った時、理由が分かったのだ。

彼女の旦那さんは現首相の元・広報秘書で、3年前に殺害されたのだ。犯人はすぐに捕まり、裁判も終了している。
記事によると旦那さんは銃で撃たれ、彼の車の後部座席で絶命されていた。車が発見されたのは、現在も彼女と家族が住む自宅のすぐ側。法廷で100人を超える聴衆が、「お前は間違った人間だ!」と叫んだそうだから、いかに世間を震撼させた事件だったかわかる。

自分の目の前で笑っている人が、こんな凄惨な事件と向き合っていたのかと、未だに信じられない気持ちである。

最近、かなり物騒なビンセント。
私が住むインディアン・ベイ(私の家からはかなり離れた所)で殺人事件があり、2人の人が亡くなった。麻薬取引にからむ内部抗争らしい。しかも、犠牲者の1人はインディアン・ベイに住んでおり、顔馴染みだった。ちょっと困った所があって、JICA事務所の前で立ちシ○ンしたり、思い出したように「1ドルくれ。」というので、いつも距離を置いていたのだが・・・。
殺害された日の前日、彼は私の家の前で、「Ms,1ドルくれ!」と叫んでいたのだ。

だから、新聞でこの事件を知った時は、背筋が寒くなった。


日本でも、凄惨な事件は起こっている。だが、ビンセントではその身近さが格段に違う。
単に、日本にいた頃の私が恵まれていただけなのかもしれないが。

広報秘書の事件には続きがあって、ローカルの中には「彼は与党によって暗殺された。」という話もある。国家機密に関わる事を知ってしまった為に、殺害された、と。
映画の観すぎだよ、と思ったがあながち嘘でもないのかもしれない。

人々が防犯対策に神経質なのも、こんな事件がこんな小さな国で起こっているからなのである。人口11万800人、種子島と同じ大きさの国家。日本で言ったら、ひとつの市。

by y-oharatti | 2009-09-19 22:17

ビンセントの陰

プライマリー・スクール(小学校)は、セカンダリーとは時間割がちょっと違っていて、お昼休みが15分早く始まる。すると、まだ体育の授業をやっているフィールドに、わらわらとチビたちが出てくる。

たいていの子はお行儀よく普通に通過していくのだが、今日は最悪だった。
なんと、私とハリーが命の次に大事にしている(大袈裟)荷物入れバスケットをけっ飛ばし、見事に破壊したヤツがいた!

ハリーにケンカ売るなんて、上等だ!!

しかし、ハリーは生徒のマーキング(成績評価)で忙しく、全く気付いていない。ので、Msの出動である。
いつもの、「なんで、こういうことしたの?何をしたか分かってる?何て言わなきゃいけないの?」のなぜなぜ攻撃である。

ところが、
「お前の言ってる事、わかんな~い!(イヒヒ)」

以前だったらこの辺でキレてたが、

「そのイヒヒが分かってる証拠じゃー!!!」と返す余裕も出てきたこのごろ。

相当に態度が悪く、バックを捕まえておかないと逃げ出す始末。仕方がないので、授業中のハリーを呼び止め、事情を話して指示を仰ぐと、

「Boy, what did you do eh? Send him principal!!」
(お前、何をしたんだ?え?校長のところへ連れて行け!)

へ、へい!

と、いう事で小学校の校長室へ連行。段々雲行きが怪しくなってきたのをようやく察したのか、学校に着く頃にはしおらしくなって、眉毛が八の字になっていた。
こういう輩は懲らしめる事が大事なので、いい事だ、と思って眺めていた。


事の経緯を告げると、すぐに校長は「変わりの物を親に買わせます。」と言う。その言葉にいささかがっかりし、物を壊した事はもちろんだけれど、その後の彼の言動が非常に遺憾である、と伝えた。

「子どものいたずらだから仕方のない面もある一方、その後の態度の悪さが非常に気になります。自分のした事を認めないばかりか、謝罪もありません。」

私の言葉に、「そうね、その通りね」と言って、更にチビを問いつめる校長。チビはほとんど泣いていた。
そうそう、君には必要だよこういう事。

「もうお昼は食べたの?まだ?では続きはお昼の後にしましょう。」と、いう事で一時釈放。

ちっとは懲りたかと思いきや、校長室の角を曲がったら、
「チンチョ~ン!!」と卑劣な笑いをしながら、走り去った。

これには、唖然。もう、追いかける気にもならない。

若干、6歳にして大人を欺く事をしっている幼児。物や人に当たるしか、自分の欲求を発散する事ができない幼児。一体、この子はどんな家庭にいるのか、どれだけ愛情不足なのか、本気で憂いてしまった。

by y-oharatti | 2009-09-18 23:43

実験

本当にビンシーはお片付けが苦手なのか??

実験してみた。
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私がこの学校に居るようになってから、カゴの周りが用具置き場になっている。授業中、ここに置いておけば、物は無くならないようにしている。生徒も、無くしたくない物はここに入れる。今入ってるのは、ハリーのえんま帳(成績簿)。

<実験>
コーンを色別に分けて置いてみた。集めてきたコーンを生徒たちはどう片付けるか?

<結果>
色別に置いた!!!
しかも、誰かが間違った色を並べ直し、ひとつの山に重ねた!

やればできるのである。人間、躾け次第である。

ハリー、今日も色別実行中
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by y-oharatti | 2009-09-14 23:42