セントビンセントノオハラ


青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti
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相変わらずこんな調子

相変わらず、丘の上はこんな感じ。
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すし詰め状態の教室。Ministryは何を考えてるんだか(何も考えてない)。
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今年度のワースト1クラス。名簿上の人数は47人。
そりゃ、無理だって・・・。

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黒板の方見てるだけ、去年よりはマシ。

# by y-oharatti | 2009-12-11 23:07

ビンセント・ボーイズ

丘の下ではテストが学期末試験が始まったので、自分のLaptopをP.Eルームに持ち込んでworkshopの準備やらなにやらしている。
この、Laptopが入った鞄が意外と重い。しかも、超なで肩な私はストラップがズリ落ちる。

そんな私を見たうちのボーイズ。

「Ms, 鞄持つよ!」

まー、なんてGentleなんでしょう!!

おねいさんはうれいしいよ。


正直言って、ビンシー・ガイは本当にしょーもない男たちがいるが、

(解説)しょーもない
「I love you 」が挨拶代わり。あっちこっちに子どもがいる。二言目には、ベッド・イン。

ビンセントの男性には基本、「男子たるもの、女子を守らねばならん!!」という姿勢があり、この点に関してはたいへん好感が持てる。力仕事は女性に絶対やらせない(女性がやらないともいう)し、常にレディー・ファースト、ドアは開けてくれるし、身なり特にデオドラントにはものすごーく気を遣っていて男子でも12、3歳の子からコロンを使っている。オヤジの加齢臭とか言ってる場合ではないのである。
女子が朝会で貧血でも起こして倒れそうなものなら、すかさずお姫様だっこで運んでくれる。

まー、身なりを気にするのは、異性への関心が高い事の裏返しだけど・・・。


だが、そういう男子を見ていると、そこの女子!いくらタイツはいてても、スカートの下から手つっこんで、ボリボリすんのだけはやめなさい!!と、言いたくなる。
そこのオバちゃん!お股全開で腰掛けて、手づかみでチキン・ボーン食べるのはやめてください!と言いたくなる。

ビンセント・ギャールズは本当にたくましいので、男の子たちはオカンに相当仕込まれているのである。私が知る限り、料理ができない男性はほとんどいないし、むしろハリーのように「俺のレシピ」が大好きな人も多い。スーパーで男性が一人で品定めし、大量の食材を買っているのも普通の光景。




帰り際、下校の学生たちでひしめくバス停でバンを止めようとしていると、(ビンセントのバンは独特の止め方/乗り方がある)またまたうちのボーイズが、「Ms, Calliaqua行きのバンでいんだよね?」と言って、背伸びしながら手を挙げて、私の代わりにバンを止めてくれる。

かわええーのー。
どうか、今のボーイズのまま大人になってね。

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ビンシー・ギャルは、ツンとしてるのがイケてるらしい。

# by y-oharatti | 2009-12-03 23:12

Wallilabouへピクニック

誕生日プレゼントのオプションで、ピクニックに連れて行ってもらった。

今回の目的地はWallilabou(ワリラブー)。かの有名な映画、「パイレーツ・オブ・カリビアン」第1作目の舞台。の
セットが壊れている場所。

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ビンセントがビンセントたる所以である。

それでも、こんな景色を眺めたり
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ドンキー(ロバ)に会ったり。Leeward(本島西側)遭遇率高し。b0138450_927511.jpg


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ビーチでランチを食べ
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ラム・コークを頂き
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泳ぐ。
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ビーチとラムは外せねぇ!!
ビンセント流、イケてる日曜日の過ごし方。

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都会の遊び方は忘れた。

# by y-oharatti | 2009-11-29 23:12

ビンセントで迎える2度目の誕生日

ついに、大台に乗ってしまった。記念すべき誕生日をカリブ海・セントビンセントで迎える事に。隊次が決まった時に分かっていた事だが、実際にそうなってみると、感慨深い。

昨日の私と今日の私、正直何が違うのかわからないが、いつもの私でいられる事が一番。

今年は土曜日だったので、早めにプレゼントを頂いたり、今夜がスチール・パンのコンサートだったので、金曜の夜にパーチーしてもらったりした。
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更に、コンサートの途中で、スチール・パンのメンバーがサプライズで「Happy Birth Day to You」を弾いてくれ
大感激。

JP、みんな本当にありがとう!!
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普段が普段なだけに、覚えてくれていた事にものすご~く感動した。


ある年を過ぎてから、誕生日とは誰かに何か買ってもらえたりする日に変わった。日常に忙殺されるようになると、空しさを助長するだけの日ですらあった。アメリカ人の同僚が言うに、誕生日に仕事を休む事は普通だとか。純粋に祝ってもらう事がこんなにもうれしい事だと思える誕生日なんて、遠い記憶の彼方だった。


ビンセントに来てから、2年続けてそういう誕生日を迎えられた事。
本当の豊かさや幸せを実感するひととき。

誰にでもある誕生日、本人にとっては1年に1回。お互いにそういう事を大事にできる心や時間のゆとりがあるビンセント。ちょっと、いい国かも。

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ビールが旨い国は、いい国。

# by y-oharatti | 2009-11-28 23:39

ひとつの節目

日本時間今日付けで、奨学金の全額返済決算が終了。

確認の電話連絡で「お世話になりました。」と言った瞬間、ひとつ何かが終わった気がした。


預金残高を見て、正直ガックリ。

ああ、ホントに終わったな・・・。


借りた奨学金を(返したくても)返せない人たちがいる中で、ひとつ自分の責任を終えた気がした。くしくも、明日は節目の誕生日。いよいよ大台である。


帰国後の勤務異動の連絡があったり、新しい家を探し始めなきゃいけなかったり、一気に日本が近づいてきた。残り、4ヶ月。

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時間だけが先にいってしまう。まだ、離陸準備できないっっちゅうに。

# by y-oharatti | 2009-11-27 17:27

結果、どうなったかというと・・・。

先週の月曜からドクター・ストップがかかり、5日と週末が過ぎ、今週の月曜からさぁ学校・・・・と思っていたら、日曜の夜にまたおかしくなる。もしかして、これって、


登校拒否?!


なワケはなく、薬がバイ菌と対応していなかったようだ(確定できない)。
今度は3粒で$60EC(=約2,400円)もする抗生物質を出され、あまりの劇薬ぶりで今度はお腹が痛くなる。

「ハイ、また一週間自宅療養ね。」と、ドクター。

いい加減、飽きたので外に出たいんですが・・・。

「ダメ、家でゆっくり休んで!」

休みすぎて、歩けなくなりそうである。だんだん色も白くなってきた気が・・・。これ、ホント。


ビンセントで罹る病気の特徴は、「尻切れが悪い」事である。薬の粗悪さも関係しているのかもしれないが、「低空飛行でダルい」という期間が長いので、「ちょっと汗でもかいたら良くなるかも?」という体育人的発想に至りやすい。それが、途上国で体調を悪化させる原因らしいが、そこまで重症じゃないけど、気持ちよくは仕事できない程度に具合が悪いので、本当に

気持ちワルイ。

とっとと良くなって、学校に行きたい(大手を振って外を歩きたい)もんである。
リハビリにビーチでも行こうか・・・。


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薬は粗悪でも、重症だけど仕事に行かなきゃ行けない日本より、ずっと健康的。

# by y-oharatti | 2009-11-26 21:49

Crash!!

雨上がりの月曜日(16日)の朝のこと。

やっちまいましたねー。
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スピード超過で対向車(2台目、たぶん)と接触、路肩へ。

こういうのが多いビンセント。もし、ここを歩いていたら・・・。ゾッとする。
自動車事故で歩行者が亡くなる、ってこういう事なのね。事故の大きさのわりに、けが人がでなかったのが幸い。

そして、その数時間後、私がCrash=発熱。(またか)

38℃を超えたので、JICA顧問医より5日間の自宅療養を言い渡される。

学校に2つ所属しているため連絡だなんだで煩雑なので、欠席届け(ビンセント社会ではズル休みと区別するために必要)を書いてもらったら、何と5日間も!

多すぎるよ~、と思ったが丁度良かった。


実は先週の土曜の朝、目覚めると既に関節が痛かった。筋肉痛かと思ってから、どうも違った。土曜にしかない活動(陸上教室)があるので、活動には行き、大量の水分とこの気候のおかげで、大量発汗。

熱は下がったように見えた。日曜、元気だったし。
先月の事もあったので、ここでまた休むわけにはいかないというプレッシャーもあった。

でも、しょーがないわな。

不摂生は全くしていない。
水分も良く採ってるし、運動もしすぎる程してる。快食快便快眠である。これで病気になるんだったら、誰にも防ぎようがない気がする。

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体温と時間経過グラフ

39
        土曜昼                          月曜夜            
38                                月曜昼        
   土曜朝                                    火~木曜日
37           土曜夜  日曜朝  
                        日曜昼 日曜夜           
36


そら、疲れるわ。

# by y-oharatti | 2009-11-21 23:49

我が家の犬たち

家に帰ると、犬たちによるお帰り歓迎攻撃。

の体勢に入ろうとしているRex。
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リラックスし過ぎだから。

犬社会の序列は厳しい。一匹をかまってると、
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必ずやって来るRex。
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Rexは大家も認める嫉妬犬。一度、私の膝に乗った他の犬のチン○ンに噛みついた事がある。やられた方は「ギャン!」という悲痛な叫び声。ま~、確かにアンタは乗れないよね、デカ過ぎて。
そんなワケで、平等に接する事に努める私。その順位付けがないのがダメなのか??

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たまたまいたから、Rexだけにこっそりオヤツあげた事、あったよね??

# by y-oharatti | 2009-11-14 12:06

懲りない丘の上でどうしているかというと

丘の上のカウンターパートである体育教師、生徒に煙たがられている。

つまり、ロクに授業をやらないのに、懲罰だけはしっかりくれるからである。同僚としては彼の方が年下という事もあり、体育人の見えない掟によって、私が物言いを付けやすい環境にある。本当に驚くべき事に、こういう掟も世界共通なのである。

だが、お互い大人なので、授業中に生徒の前でマンゴー食べたり、携帯いじくり回している等以外は先輩的発言はしない。生徒の前では言えないので、結果授業が終わってからそいういう話になるのだが、

子どもは、そういう教師の言動をちゃんと見てる。
授業中に菓子食べてて停学になった生徒がいる前で、教師がそれはないだろう。

だから、子どもから信用してもらえないのである。

対症療法的に物事を決めるので筋が通らず、いつも言ってる事が変わる、というあたりも原因のひとつ。「生徒・教師双方の授業ルーティーンを決める」という所から2人で確認しているのだが、私がハリーの事情で丘の上に行けなかったり、彼の事情で私が1人で授業を持ったりする事が多いので、なかなか足並みが揃わない。


教師とは、学校に居てナンボだとつくづく感じる。
「丘の上に少しでも長くいる」事が今期の私の目標でもある。

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彼のいいところは、言われて自分の否に気付くことができ、更に「Yes」が言えるところ。大人も子どもも育っていない社会、それがビンセント。

# by y-oharatti | 2009-11-13 23:58

ビンセントの学校・ビンセントの生徒

丘の上の学校の治安は昨年同様悪化し、テスト期間を控えて一応の下げ止まり状態にある。入学して3日までは様子見して大人しくしていたForm1。子どもはすぐ、モニタリングする。あっという間に朱に交わり、今や真っ赤っか。停学が相次ぐ、授業が成立しない、など昨年同様の混乱ぶりである。

Form1と2は毎日がお祭り騒ぎ。チキンの骨、マンゴーやプラムの種があちこちに飛び交い、水の入ったペットボトルを蹴り合う。あいつがぶった、叩いた、カネを盗んだと毎日毎日飽きずにやってる。授業中・外を問わず、1日中飲んだり食べたり。本当に、動物的という言葉がピッタリ。勉強嫌いなのに、学校に来るのは好きなのである。ある意味では救いがあるのかもしれないが・・・。

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教師陣はというと、半数が変わったせいもあり、マメに生徒のノートチェックをする様子や、時間どおりに教室に行こうとする教師がおり、昨年とは雲泥の差。だが、正しい行動をしている教師はほとんどがビンシーではなく、結婚等でカリブ海近郊の外国から移住している人たち。昼休みにたまたま、国籍の話になったらその場にビンシーは1人もおらず、アメリカ、ガイアナ(2)、ジャマイカ、トリニダード・トバゴ(2)、そして日本。ある意味で最先端を走る学校である。

同僚とそんな事を言いながら笑ったのだが、丘の上は自他ともに認める学力底辺校。伝統のある学校なのだが、昔、札付きの生徒が送られた事で有名な学校である。以前はタウンのど真ん中に校舎があり、校舎は刑務所のようにぐるっと塀で囲まれ、教師陣はほぼ男性。まるでBoot-Campの様だったという。あまりにも悪名高かったために、学校自体を分解し、新設したプライベート・スクールにその機能を残しつつ、今に至る。だが、一度貼られたレッテルはなかなか消せないし、実際、そうなのである。

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「丘の上はとにかく大変な学校。躾けが全くない。」と人々は言う。チャンキーの親戚からも、よく言われる。他校から異動してきた同僚に、他の学校はどんな様子か尋ねると、学力的には似たり寄ったりの学校はあっても、「生徒の言動の質が違う」と言う。どこの学校でも、似たような出来事は起こるが、丘の上の生徒は”懲りる”という事を知らない、という。納得。

当然時間は守れないし、すぐにFワード(F○○k!)を連発するし、話が聞けないし、順番が待てないし、すぐに暴力に訴えるし、人の物を盗むし、書いたらキリがないが、

「ここの学校はダメ」という強い先入観が、教師にも生徒にもあり、「どうせやってもダメなんだから感」が学校全体にものすごく漂っているのである。

だが、私に言わせれば、生徒の力がないと言うよりも伸ばせない、と言った方が正しい。それでも教師なりに工夫して、本来やるべき内容をかなり下げて教えているのだが、それでもついて来れない生徒が多い。だが、何が分からないか分からない生徒に、黒板に板書してお終いの授業では到底理解できるわけがない

丘の下やトップ校では、どんな教え方でも、生徒の自助努力でなんとかなっている。もちろん、中には良い教師もいるし、そういう教師をトップ校が囲っている。これが、ビンセントのやり方

出来る子にはより良い環境を、できない子はそのまま。
一部のトップにお金と人材を集中させ、優秀な生徒を育てる。そして、Minstryや新聞は言う。

「エクセレントなビンセンシャン生徒のパフォーマンス!!」と。

成績の悪い生徒や問題行動の起きた生徒は”転校”という切り捨てによって、より下の学校へと送られていく。そういう仕組みの底辺の一部が丘の上なのである。
※以前隊員が居た学校で、もっと大変なところがある。


昨年まで丘の下に居た生徒が、今年になったら丘の上にいた。

「何でこっちに転校したの?」

「Ms, school throw me out! (学校が追い出したんだ!)」

「何かしたの??」

「Ms, me charged sell marijuwana.(マリファナ売って捕まったんだ。)」

これが、ビンセントである。

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丘の上の生徒たちが勉強ができないから悪い子たちかというと、それは全く違って、人としてどうかと聞かれたら、丘の上の子たちの方が人懐っこく、グラウンドや道ばたで会うと、「Ms, Ms!!」と寄ってくる。チンチョン騒動が最初に起きたのは丘の上だったが、今では誰も私にそんな事は言わない。

どんなに叱っても、その後にはケロッとしてMs,Ms,と寄ってくるのは、懲りないとも言うが、ビンシー生徒のカワイイところだと思う。

丘の上の生徒だって、やり方次第で成長する。
去年あんなに大変だったForm1。今や、クラスの8割が体操服を持ってくるようになり、私1人でも授業が成立するようになった。コマンドだけで、整列ができるようになった。

諦めない事、工夫すること。
丘の上にいても下にいても、1人でやる授業は本当にくたびれるが、自分に言い聞かせてやるのである。

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丘の下の子たちもカワイイです。特にP.Eクラス。

# by y-oharatti | 2009-11-12 23:42

ついに!Workshop実現!

ビンセントに来る前から、絶対にやろうと決めていたP.E Workshop。
ついに、現実に。

なにを言っても、ここはビンセント。
ボーコーエンを押してまでセッティングしても、こんな事もあった。
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突然、ミーティングが中止になった。
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夏休みの助走中に、9月のミーティングから毎月やらせて欲しいと申し入れをしてあった。ちなみに今日の内容は8月から準備してきたものである。ミーティング自体のキャンセル等により、11月の今日までできなかった。ビンシータイムである。

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ビンセントには体育教師分科会がある。これは非常に画期的。と、いうのも、様々な学校スポーツ大会があるので、必然的にミーティングが必要になるのである。このミーティングのに便乗してWorkshopをやろうと、ずっと考えていた。


ハリーのように、その経験・知識・技術はこちらが学ぶことの多い教師もいる。だが体育が体育として機能しない学校や、単にスポーツが好きだからとか、仕事をしないよりはマシだから、というような教師まで様々である。

そして、とーってもプライドの高いビンシー。

強がりは言っても、弱味は人に絶対に見せないので、どう教えていいのか分からず困っている教師や、教え方が分かっていない事を問題にすらしない教師が結構いる。

そういう人たちの前で、小学生並みの英語しかしゃべれない日本人が何を言っても受け入れてもらえない事は分かっていた。だから、待っていたのである。

マンパワーで働いたのも、やらなくていい仕事をやったのも、言いたい事を飲みこんで我慢した(喋れなかったとも言う)のも、すべてはこのWorkshopのため。


期は熟した。


これまでにハリーと一緒にやってきた授業を撮りためた写真や動画が大活躍!
自分の授業を題材にプレゼンをしてもらったハリー大満足!!

「Yuko, あの動画もあったろ、あれも見せてやってくれ。」


ハリーばっかり、と妬みに思う人がいやしないか心配だったが、「この次のステップを教えてくれ!」という意見が出た。もちろん、こんな言い方ではなく、

「今日のプレゼンは、プレゼントして未完成だ。(っていうか、そこ突っ込む所?)背面跳(走高跳)の導入について語りながら、最後までいってないじゃないか。それで次回は三段跳?おかしいだろ?」


と言うのである。ホント、素直じゃないんだから。


横からハリーが、「今日の内容はあくまでも、どうやって授業で扱っていくかに重点がおかれているんだ。まずは、ここからだ。」と補足してくれた。


私的には、バンザイである。

こういう議論がビンシー同士でやりとりされてこなかったから、後進が育たなかったのである。
噂や妬みはしても、面と向かって本当に他人に干渉しないビンシー。

今日なによりも強調したのは、「若い先生に是非見てほしい、わからない事を先輩に聞いて欲しい」という事。普段フィールドで会う若い先生(まだ10代!私の生徒のお姉ちゃん)が来てくれたのが、本当にうれしかった。

私がいなくなった後、若い教師が先輩に聞ける雰囲気や、授業について教師同士が相談をしあえる雰囲気を作れれば、私にとっては御の字である。

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月に1度のミーティング。私に残されたチャンス、あと4回。

# by y-oharatti | 2009-11-11 23:58

お知らせ

健康診断の結果、

健康優良隊員
である事が、再度証明されました。

前回の診断よりも値が良くなっているものまであって、あのボーコーエンは一体何?
結局、検査が遅すぎて菌は死滅した後。何にも出なかった。

体重は相変わらず減り続けていますが・・・。

決して、食欲が無いわけでも、食べ物に困っているわけでもない。
果物なんて、日本にいた時の3倍くらい食べてる。
ただ、暑いだけ。

太陽の下でボーッとしてるだけでも消耗する(ボーッとしているわけではないが)。

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元気でやっていますので、ご心配なく。

# by y-oharatti | 2009-11-09 23:37

リトル・ハリー

ハリーの不在により、度々ひとりでクラスを持たなければならない。

これが、本当に大変なのである。ハリーは言う。
「Yukoが評価する事をわかっていれば、生徒はいう事を聞く。」

それじゃ、意味ないんだってば。

私がリトル・ハリーになる事は簡単。実際、それで生徒をコントロールする事ができるなら、これほど簡単な事はない。だが、それでは私がビンセントにいる理由はない。

本当に自己自律の低い生徒たち。ハリーがいないと、何度注意しても、授業中に食べたり飲んだり。私が「NO!」と言っている事を分かっていてやってるので、本当にタチが悪い。最後には2度同じ事で注意された輩には、立って授業を聞いていただいている(教室の授業)が、それでも懲りない。

中にはきちんとした生徒たちもいるので、こういう輩に時間を費やすのは本当に申し訳ない事だと思う。私は叩かないし、脅さないし、失敗したからと言って減点しない。そういう私のやり方についてくる生徒、それがいいと感じている生徒も確かにいる。

だが、力で抑えられる事に慣れきってしまっている奴らには、ハリーがいなくなった今、私の言っている事など屁でもないのだ。見張っている人間がいなければ、公衆の面前で言っていい事と悪い事の区別さえもつかない。こうなったら、もう私の手にはおえず、校長室に連れて行くしかない。そして、ムチで打たれる。


これでは、ビンシー先生と何もかわらない。


私が1人で授業をする事によって、生徒の悪行が誘発されるのであれば、私は1人で授業を持ちたくない。生徒をこうした行為におよばせない授業運営、それが教師の力量である。私はビンセントで1人で授業を持ちうる技量がないのである。

ハリーにそう告げると、

「なぜだ?悪い事をしたら罰せられるのは当然だ。教師がそれをしなくてどうする?」

確かにそれは正論である。
だが、”罰する事”のみに重きを置いてきたから、今のビンセントなのである。
罰せられた張本人すら、罰を受ければそれで全てが済むと思っている。
分別をつけさせる年齢にある生徒たちにそれだけ?

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ハリーがいない時、私がひとりで授業を行う事をハリーは期待している。私用ではなく、学校体育の促進のためにハリーは学校を空けている。ハリーがいなくて生徒が放置される状況は、私にとっても好ましくない。

だからこそ、本来丘の上へ行く時間であっても、校長に断ってハリーの代わりとして丘の下に留まり、1人で授業をするのである。丘の下のMr.レントンからは非常に感謝されいている。生徒が授業時間帯に放置される事は誰にとっても好ましくないのに、それをフォローする仕組みはビンセントにない。


生徒が悪行を起こす要因を作りたくない。
だから、Ms.はリトル・ハリーに変身する。叩きはしないが、指示を聞かないヤツは片っ端から減点、2度目からは授業から追放(側で立たせている)。もちろん減点。


何をやっているんだ、私は。

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生徒をムチで打つ前に、「sorry」と私に言ってくれたMr.レントンだけが救い。

# by y-oharatti | 2009-11-06 22:11

懲りない人たち・懲らしめる人

ビンシーとは、本当に懲りない人たちである。
今日も、隣の小学校のチビたちがP.Eクラスを襲撃

実技をしているまさにその中に突っ込んできたので、危ないことこの上なかった。自分の目の前で起きたので、ハリーもこれにはカンカン。
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さぁ、ハリーがどんな手段にでるのか?!

何と、ファンファン大佐並みの有無を言わさぬ指令力で男子生徒に命令
「Catch them back!」(あいつら捕まえてこい!)
さながら、「行けぇい!ショッカー!!」である。

男子生徒も、「イー!!」とばかりに、授業以上の動きを見せてチビを捕獲に行く。
予想だにしなかった展開に、連れてこられた時にはすでに泣いているチビ。

周りをセカンダリーの大きな子たちに囲まれ、その上目の前にハリーである。これで泣くなと言う方が無理である。また小学校の校長室に送るのか~。連れてくのはやっぱ私の仕事だよな・・・・。
なんて考えていたら、ハリーがチビの腕を掴んで、
「警察に行きたいか?」

更に、

「おまわりさん、お前を殺すぞ?」

うちの生徒、爆笑。

チビ、「ビエーーーーーン!!!!」マジ泣き。

追い打ちをかけるように、
「な、こういう事するなら警察だ。さ、行くぞ。」

更に号泣。生徒、ますます笑う。
こういう手が通用するだけ、ビンシーの子はまだまだ純粋なところがある。


悪い事したら懲らしめる。悪い事に理由はない。そういう理屈には納得できる。
悪ガキ元気が有り余り過ぎる子にはこういうお灸も必要。


チビたち、ハリーに感謝しなさい。

# by y-oharatti | 2009-11-05 23:46

たまらん!

この仕事をしていると、時々どうしようもなく救いがないように感じる事がある。


教育は子どもにとって絶対に必要。勉学だけではなく、集団の中で生活する事に意味がある。
ビンセントの子どもたちは、ひとりひとりと話していると、本当にいい子たちだと思う。
だが、集団になると悲惨なのである。

集団心理とはそいういうものなのだが、ひとりや少人数だったらやらない事を、集団になると平気でする。高学力である丘の下の学校の方が、この傾向が強い。よけいにタチが悪い。
丘の上の学校はひとりでもやる。それはそれで問題だが、人として見た時、どっちがまともなのか。

集団が良い方向に向かない・向けられない、というのは学校という小さな社会で、教えるべき事が教えられていない証拠だと思う。

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何度も繰り返し書いているが、一斉指導という習慣が薄いので、私が黒板の前に立って話した事を1秒後に繰り返し尋ねる。子どもだし、一度で理解しろというのも酷なので、こちらも二度三度と角度を変えて説明する。

だが、聞いちゃいない。
質問をした生徒すら、である。

日本式のやり方が通用しないのなら、と、こっちも歩み寄ってビンセント式に個人教授もしている。
だが、私を目の前にして、当人のノートに書き込みをしながら教えていても、

よそ見してる。

教師の板書をひたすらノートに写す、というのが彼らにとっての授業。写している間は忙しいので、口は動かなくなる。

ビンシーにとって勉強とは、理解するものではなく、覚えるものなのである。

確かに、1時間延々とノートを写していれば、”やった感”は満点だろう。
ビンセント社会の様々なところに蔓延する、とりあえず”やった感”。
彼らはこれで、満足なのである。

だが、根本的には何も解決せず、できない生徒はできないまま。
学校の中で社会性やモラルが育つわけもなく、窃盗・ケンカが絶えない。

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なぜ・どうしてを追求しないビンセント社会。

失敗は叱責され、叩かれるだけ。失敗から学ばせようとしない。
多くの大人が、「躾けは必要」と言う。だが、ビンシーの言う「躾け」が何なのか、私にはわからない。

ビンシーとは、よく言えば本当に正直な人たちである。
自分が、一番大事。

きつい事、やらない。イヤだから、やらない。ツライ事、イヤ。面倒臭い事、キライ。
キレイな物、好き。ラクだから、好き。気持ちイイから、好き。

子どもみたいな大人が沢山いるビンセント。

1年以上をビンセントで生活し、よりローカルの中に入り込み、色んな事を知るようになった。私が学校で感じる疑問は、そのまま社会への疑問に直結している。

学校とは、教育とは、社会を支えるもの。

だからこそ、たまらない気持ちになる。

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不思議ワールドビンセント。も、残り5ヶ月。
まだまだ、帰国する気がしない。

# by y-oharatti | 2009-11-04 23:12

ビンセントの文化

ガサツさにかけては、親からひっぱたかれるほど注意されて育った私だが、ビンシーはその上を行く。

ドアをバッターンと閉めたり、

人をドンッと突き飛ばしたり、

物を投げてよこしたり

袋をビリビリにして中身を出したり。

全部が全部こういう人ではないが、私の周囲では95%そうである。もちろん、大人


三つ子の魂、百までなのである。
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でも、止まらない。
誰かが痛い思いをしていても、おかまいなし。
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やっぱり止まらない。
そして、やっぱりコケる。
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まだ、進んでる。
気にしてくれ。

子どもに手をかけていないわけではないが、手のかけ方が日本のそれとは全く違う。顔や身体に古いキズがある生徒や大人をよく見かけるが、こういう事なのである。行動予測ができないので、突発的に大けがを負ったりする。以前、乳児を抱いた人がバンに乗り込むとき、子どもの頭がドアのフレームにジャスト・ミート。
「ゴツッ」っていった・・・・。


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この時、教師は日陰で休憩中。

# by y-oharatti | 2009-11-03 23:12

笑う犬

11月1日は犬の日だそうで。今日は犬ネタ。

うちのReXは笑う犬である。私が帰ってくると、「おかえりー!」とばかりにニカっと笑う。夜でも笑うので、別に暑くてハーハーしているわけではない事が最近わかった。

それは、是非とも撮らねば!!

そう思い、帰宅した時にカメラを向けてみた。

さぁ、Rex、思う存分笑うがいい!
ビンセント犬の素晴らしさ(?)を皆さんに知らしめなさい。
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Rex~! smile me!
アレ???
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ちょっとこっちこいやー!笑わんか、コラ!
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そんな顔しなくても・・・。私がいじめているみたいではないか。


どうやら、生まれて初めて見たであろう一眼の形や、シャッター音がイヤだったようである。


これでは私が嘘つきになってしまうではないか!
このままで、日本に帰れない!


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帰国までにやる事がひとつ増えた。

# by y-oharatti | 2009-11-01 07:11

St.Vincent land so beautiful!!

いろいろあるけど、こんな景色がある事がビンセントで暮らす幸せのひとつ。
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日本でもあまり見ませんなぁ・・。

発達のアンバランスさが途上国の証。

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HUMMERがあっても、ゴミ箱なし。

# by y-oharatti | 2009-10-30 23:54

Art Exhibition in Cuba Embassy

独立30周年を記念して、ビンセントではあちこちでいろんな催しが開かれている。ビンセントに日本大使館はないが、ベネズエラ大使館・台湾大使館、そしてキューバ大使館がある。

中高で習ったぐらいの事しかキューバについて知らず、なんとなく”怖い国”という全くもって偏った知識しかなかった私だが、ここにきてキューバや台湾のイメージがずっと変わっている。特に、キューバついては芸術・学芸分野において非常に秀でている事をビンセントに来て初めて知った次第である。

そんなわけで、ビンセントの独立30周年を祝い、ビンセントとキューバ両国の著名なアーティストによる展覧会がキューバ大使館で開かれた。縁あって、キューバ大使よりオープニングセレモニーの招待状を頂いた。

ドレスコード?エレガンシー・インフォーマルって何?ジーンズでもOK?!
(なわけがない。)

数少ないワード・ローブの中から精一杯おめかしワンピースを選び、何ヶ月ぶりかの化粧をし、いざ出陣(?)。みなさん、協力隊でもきちんとした服装は必要です。被従属の歴史がそうさせるのかはわからないが、ここの社会は、見た目(服装)で人を判断する。
特に、靴。アフリカにいる同期も言っていたが、”靴は人を表す”
ビンセントは正に地でこれを行っている。みんな、靴は(も)本当に気を遣っている。そんなわけで日本から持ってきたこれまた数少ないヒールを履き、よろよろとキューバ大使館へ。

着いて、ビックリ。ここは途上国でない。

ものすごーくでっっかいお屋敷(庭・プール・パティオ付き)。門は自動ゲート。
これに比べたらJICA事務所は犬小屋、私の家はウサギ小屋である。
(事務所にも門はある。守衛もいる。)

よろよろしていたのと、空腹に頂いたワインのせいで、せっかく持って行った一眼もその威力を発揮する事ができず、写真も斜めになっているが・・。
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ビンセント、キューバ両国に素晴らしいアーティストがいる。
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文化大臣も訪れた公式なレセプション。こういう時に色んなゲストと挨拶したり当たり障りのない会話をする事は、なかなか技術がいる。言語の問題ではなく、社交マナーというやつである。まさか、協力隊として開発途上国に来て、こんな経験をするとは・・・・。

キューバ大使は初老の女性。TVや新聞で何度か見た事はあったが、実際にお会いするのは初めて。違う世界に住む人だな~と思っていたが、宴もたけなわになった頃、おもむろにヒールを脱ぎ捨て、裸足でお屋敷の中を歩き回る姿を見て、やっぱりここはカリブである事を実感

カリビアンのそんなところが好き。

# by y-oharatti | 2009-10-28 23:02

独立30周年記念日

1979年10月27日。セントビンセント独立。

ビンセントで一番大きなVictoria Parkで記念式典。余談だが、英国の元属国には同名の公園が沢山ある。ビンセント全警察参加のマーチ。
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ビンセントは軍隊を持たないが、警察がその機能を包括しており、警察は様々なDivition(部署)に分かれている。海上、裁判、刑務所、交通、刑事、そして特殊機動隊。
写真ではよくわからないけど、実はスコールが来ていてみんなびしょ濡れ。でも、微動だにしない。

正直、これには驚かされた。議会ですら、居眠りこいたりガム噛んだり平気でサングラスをかけているのがビンシー。

だが、やれる人たちはやれるのである。

CADETSと呼ばれるジュニア部門があり、多くの生徒がここに所属している。
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確かに、ここに居る子は体育の時間泣き言は言わない。CADETSは予備警察訓練を兼ねているので、将来警察を希望する場合、ここでの経験が有利になる。おわかりのとおり、子どもにも銃を持たせる。射撃訓練や、銃の分解組み立てなどもやるそうだ。


それにしても、民間人がこの距離まで要人に近づけるビンセント。
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やはり、平和なのだろう。
もし、私がボランティアでなく某国のスパイで、カメラに銃でも仕込んであったらどうするんだ?なんてミッション・インポッシブル並みの事を考えてしまった。

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私にスパイを頼む国もないだろうけど。

# by y-oharatti | 2009-10-27 23:03

独立30周年

ビンセントは今年、独立30周年。
SBAの裏側では、学校でも独立記念日の特別集会をやっていた。

集会と言っても、歌や踊りのパフォーマンス中心
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教師も一緒になって歌う。

クラスのデコレーションコンテストにはケーキの賞品。b0138450_9535497.jpg

ゴミがきちんと片付けられているか、というのも審査の観点だった。このコンテストを主宰した同僚は、私が普段、ゴミ拾いをしている事も知っているし、生徒がゴミを散らかす事について私の話をいつもよく聞いてくれる人。

”独立”がどんな意味を持つことなのか、私には感覚的にわからない。新聞の風刺には、30年経って、生活がただ西洋化しただけだ、と皮肉るものもある。日本を含め、様々な援助によって成り立っているビンセント。だが、人々にその実感は薄い。

世界の構図を見れば、それが容易ではないことは明らかだが、諸外国からの援助が必要なくなったとき、それが本当の意味での独立なのではないかと思う。

# by y-oharatti | 2009-10-26 23:47

SBA(School Based Assessment)

いよいよやってきたForm5P.EクラスのSBA
生徒一人ひとりに"Role"と呼ばれる役割があり、スポーツ大会を運営するのが課題。この学年は”ソフトボール・クリケット”を選択。

日本ではあまり馴染みのないクリケットだが、イギリスや昔イギリス王国連邦であった国々では結構盛んなスポーツ。ビンセントでは日本のプロ野球並みの花形スポーツ。本当はラム皮の硬球でやるのだが、”ソフトボール”なので、テニスボール。


ルールを簡単に言うと、自陣のウィケットを守り、かつ打撃で得点を競うもの。
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野球と違うのは、塁がなく、全員が投げ、全員が打つ。1回アウトになったら、戦線離脱。
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私が心配していた”人集め”。日本のように全クラス対抗ではなく、それぞれのハウスか選ばれた生徒が出場するので、そんな心配は全くいらなかったのだ。要は、やる気のある子・出来る子だけがやる。ここに日・ビンの認識の大きな違いがあった。

それはさておき、朝から準備をしたり、それぞれの役割を果たすためにせっせと働く生徒たち。
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普段、本当にLazyなヤツも今日ばっかりは違った。
Form5に進級して、成長したね。

そして・・・・。
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Ms.は感動しました。

ゴミはあっちゃーならんモノだ、自分たち(主催者)が拾うモンだ、と彼らが認識している。続けてきて良かった。

半日の予定がランチも食べずに1日がかりになったが、生徒にとっては本当に有意義な時間になった。カリブ海統一で行われているCXC、各国の取り組みや運用状況に課題はあるが、基本的な知見はそれほど間違っていないのではないかと思う。

ビンセントにおいて、体育CXCをこのように生徒に実施させる事のできる教師が数える程しかいない事は、大問題であるが。

SBAが終わると、後はCXC本番に向けた試験勉強が始まる。丘の下にとって創立初となるCXC。放課後の補習も始まり、準備万端である。
心配なのは丘の上。お~い、いつSBAやるんだ????

# by y-oharatti | 2009-10-23 23:50

庶民の足、バン

ビンセント周辺のカリブ海諸国では、ビンセントと同じ様にバン(ミニ・バス)が庶民の足として普及している。しかし、こんなバンはビンセントだけ。
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行き先も地名も書いてない。ただ、Flash(広告)のみ。
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行き先が書いてあるバンもあるが、自分が普段使う路線のバンは名前で覚えている。名前には大して深い意味はないそうだが、所有者のニックネームやキャラクターネームの場合が多い。
例えば、
「MICE=ちっこいねずみ」
「STTUNER=転がる岩」
「SIMBA=ライオンキング」
「ZION=創造主」などなど・・・。

運行路は決まっているが、ローカル・ルール優先。目的地手前で降ろされることもあれば、夜遅くなると路線からそれても、家の前まで行ってくれる事もある。他のカリブ海諸国のバンは番号や色等で規格が統一され、日本と同じように運行している。これは、もはや一つの文化。

バンによってサービスも色々で、私が利用している路線は首都に近い事と学生が多いことから、スピードが最優先・派手・大音量の音楽であるバンが多い。そういうのを見て育つ子どもたちの憧れ”コンダクター(車掌)”
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ちょっとボロっとした感じのコンダクター。イケてる(?)コンダクターはギャング・スターみたいな格好。

料金の徴収から、乗客の乗降すべてを取り仕切り、中には誰がどこで降りるか把握していて、奥から順番に乗客を詰め込む強者もいる。
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日本人は小さいので、だいたい隙間に詰められ、人が乗り降りするたびに、あっち行けこっち行け言われる。コンダクターにも格付けがあるようで、新人コンダクターがモタモタすると運転手がキレる事がある。

良いコンダクターとは、座席配置がうまい・客引きがうまい・バスストップ(降りたい時、乗客は"Bus stop!”という)を聞き逃さない・荷物を持ってくれる・仕事が速い(たまに速すぎて走りながらドア開けてる)!!という、ビンセントにあるまじきサービスの良さなのである。

人間、郷にいれば郷に従うものである。あんなに嫌だったバン(ミニ・バス)が今では生活の楽しみ(?)になっている。

スピード重視の無謀な運転だとか、大音量の音楽で子どもがおバカになるとか、世間では良く言われない事もあるが、このコンダクターのサービス精神はビンシーの皆さん見習って頂きたい。

いずれにしても、安全運転でお願いします。

# by y-oharatti | 2009-10-22 23:26

Football Competition

私がボーコーエンで倒れていた先週、学校対校フットボール大会が始まった。私がいなかった先週、ビンセント・トップ男子校に0-7という大敗を喫し、ハリーが怒りまくったそうな。

今日は負けらんない!
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一週間で急に強くなるわけでもなく、各学校に技術的にそんなに違いがあるわけでもない。ましてメンバーが11人必要なフットボール。学校体育の延長のスポーツの勝ち負けは気持ちの問題。1点獲ったら気持ちがラクになって、この日は結局7-0で勝ち。

選手に通常授業を休ませ、教師は通常授業を放置して行われるこの試合だが、ハリーにガミガミ言われなくても、放課後の練習に参加するようになった事、私がずーっと言い続けてる「過程のないところに結果なし」という事に少しでも気づき始めている事は大きな収穫。


まだ身体が全快しない私は日陰から荷物番と観戦。
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# by y-oharatti | 2009-10-21 23:07

ビンセントの治安

最近、本当に物騒なビンセント。

実は、ここ半年の間に何度も銃声を聞いている。初めは、11月のzombie le goの時に使う爆竹だと思っていたが、どうもおかしい。

新聞を見て、納得。最近、私の住むIndianBayが新聞に載らない週はない。
銃声は、全て家の中にいる時に聞いている


夜間、ビーチでカップルが銃を持った何者かに襲われる事件が相次いでいる。婦女暴行にしても、然り。


なので、絶対に夜はひとりで敷地の外に出ない。最近、テラスに出るのもやめている。
テラス飯、無期限休業中。
が、今更それを止めたところで、私の名前を知らなくても、私(日本人、女)がここに住んでいる事はよほどのもぐりでない限りIndian Bayに住む者なら皆が知っている。私も彼らの事を知っている。そして、残念ながらそれ以外の不特定多数も、私の事を知っている。そのぐらい、せま~いせま~い世間のビンセント。

JICAの安全講座で「目立たない・行動を予測されない」という鉄則があったが、ビンセント世間においては、無理。


だいたい、黒人さんが基本のカリブ海で、日本人が目立つなというのが無理である。タウンの学校に通う生徒なら、私が何者かこちらがびっくりするほど良く知っている。以前はよく10代の男子にからかわれた(いわゆるナンパ)が、今は皆無に等しい。むしろ、そういう輩がいると、側にいる別の子が、「バカ、彼女先生だぜ!」と言ってるのが、おかしい。

「人に守ってもらうのが一番の安全管理」ともJICAが言っていたが、それは正しいと思う。


だから、もし私がタウンで突然意識を失ってひっくり返っても、必ず誰かが「彼女はチャイニーじゃない!」と言ってくれると信じている。そして、どっちかの学校に連絡とってくれるはずである。ジャージ着用、平日限定ではあるが・・・。

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言うまでもなく、一番悪いのは人の金品や尊厳を略奪する犯人である。だが、こんな記事を書いている今この瞬間にも、金曜の夜という事もあってビーチでバカ若者たちが騒ぐ声が聞こえる。これだけ新聞で騒がれ、被害者が出ているのに、である。
警察は、「夜間ビーチには行かないこと!カップルは特に危険、一人なんてもっての他、どーしても行きたいならグループで!」と呼びかけている。一人として犯人が捕まらない事から、警察に対する非難もある。警察は警察で、「一生懸命パトロールしてるんだから、そんな事言わないでよ」とか言ってるが、彼らのパトロールはパトカーでビーチの入り口まで行って、そのままバックして帰って行くだけである。

お互い様。
なんともビンセント的なこのノー天気さ。

徒党を組み、人が居る夜間に住居侵入して金品や命まで奪うような残忍さはビンセントの犯罪では稀である。だが、着実に犯罪の増加、残忍さが増す傾向にある事だけは間違いない。家の戸締まりはしっかりするとか、知らない人についていかないとか、夜道はひとりで歩かないとか、日本にいたって当たり前やっている事をやるだけである。


あ、ワンコたちへの心付けを忘れた。

# by y-oharatti | 2009-10-16 23:23

生徒の自律

ホントに一週間ぶりに学校に行くと、
「ミ~ス!!」
と生徒たちが騒ぐ。P.Eルームにわざわざ来てご挨拶してくれるあたりも可愛らしい。半分は、ハリーが本当に不在なのか確かめるためだけど。ふん。

同僚からも、「もう大丈夫なの?!大変だったわね。」

こんなに長く学校に顔を出さなかったのは、もちろん初めて。
今まで寝込んだときは大抵、長期休暇中だったからね~。

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今週ハリーは自分で主宰するネットボールチームの試合(私用とも言う)で、お隣のセントルシアへ国外逃亡出張中。ビンセントに来てからというもの、「体育の時間を楽しいものに(特に体育が嫌いな子)」という事を自分の目標にしてきた。だが実際は、成績評価やテストに追われ、ちっともそうでない。

「できない=叱られる」というのが、私が最もイヤとするところ。これまでの間、そういう場面を少しでも減らそうと、ハリーと生徒の間に立ってきたつもりである。


ハリーと私の授業では、ハリーが主導兼を取り授業をリード。技術的に劣る生徒、授業についていけない生徒を私がフォロー。態度が悪いヤツも、ハリーが気付く前に私が後ろからつつく。

うまくいったら、「good! that's it! much better!」の嵐。ちょっと太めの子とか、不器用な子がうまくできたら、それこそ拍手。「どこそこの動きがイイ!」とかピンポイントで誉めまくり。

まさに、アメムチなのである。2人で結構いい味出して授業やってるのである。


最近ではハリーも生徒を誉めるようになり、生徒にとっては励みになっていると思う。そりゃ、人間誰だって誉められればうれしいもんね。


だが、ハリーが叱ったり、たまに脅したりするのには、ビンセント特有の気質があった事に、今さらながらに納得している。「スポーツを楽しむ」とか、「スポーツをエンジョイする」とか言う前に、ホントーに自己自律の低いビンセントの生徒たち。

スポーツが楽しいのは、プレイが成功したり、何かにチャレンジする要素だと思う。ラクだから楽しいとか、勝手気ままにできるから楽しい、というのは全く別次元。

だから、少しでもEnjoyableな時間にするために、ハリーも私も知恵を出しているのである。以前は生徒が指示した通りに動かないとキレてたハリーだが、生徒が分かりやすいように用具を工夫するようになった。

こんなのとか
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こんなのとか
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若干、ハリーの視線が冷ややか・・・。

教師側も努力しているのである。

だが、肝心の生徒たち。
とあるクラスが本当にヒドイ。昨年から手を焼いてきたクラスである。もちろん、ヒドイのは私1人の時だけ。中にはほんの数名だがよく頑張る子もいるし、私の仕事を自ら手伝ってくれる子もいる。だが、大方はハリーがいないと途端にダレ切り、できる事もやらない。そして、できないと言って文句をたれる。すぐに座る、水を飲みたがる、(2回水タイムをとっても!)

試しに、「ここにMr.ハリーが居ると思ってやってごらん。」と言ったら、本当にできた。
こういうところは素直でいいのだが・・・・。


外的要因によって全てが左右される生徒たち。出されたコマンドにしか反応できない生徒たち。自分の意志(だらけたい意志はある)や向上心が見られない。
ビンシーに多く見られる傾向だが、誰かから誉められた経験が少ないと感じる。だから、大人でも子どもでもちょっと誉めると、ものすご~く友好的になるし、こちらの話もよく聞いてくれる。別にそれを期待しておべっか使ってるわけではなく、良いことは良い、と肯定しているだけである。


上から下への一方通行の指導に慣れきり、何か失敗をすると懲罰。
ムチで打たれたり、親だったら素手で殴られたりそれでおしまい。
理由を深く掘り下げる事しないため、その場限りの逃げ口上や反省がうまい。
子どもを叩いた後に、「I love you」と言ってキスする親の思考回路が、日本人の私には理解し難い。


これが奴隷制の名残なのか、ここの文化なのかよくわからないが、こういった習慣が生徒たちの”自律”を妨げているように思えてならない。教えてもらわなくても、もともと出来る子、分かる子はいる。だが、分からない子に分かるようにさせ、教えるのが、公の教育なのではないだろうか。

病み上がりにはキツ~イ授業でした。

そんな後に、「Ms,教科書貸して。(多くの生徒は教科書を持っていない)宿題やりたいんだ。」という5G(Form5 P.Eクラス)あんたたち、成長したね。

ハリーが月曜に帰ってくると言うと、眉毛を八の字にして机をバンバン叩きながら、
「月曜?!早すぎっ!!来月でいい!!帰ってこなくても、いい!!」

誰のおかげでここまで来れたと思ってんだか。
そういう意味ではハリーの叱る指導は生徒の自律を促しているのかも。

# by y-oharatti | 2009-10-15 23:40

教養の差

寝込んでました。
低空飛行で。
血尿がぶり返したりと、今までにはない症状だったので強い菌だった事は確かなようである。


通院回数、隊員トップではないかと思われるこの私。
裏を返せば、自己管理力の欠如

小さい頃から、自分の体調変化に気付きにくかった。
(どっかの線が切れてるのかも・・・。涙)
なんかおかしいな~、おかしいな~と思ってるうちに2、3日経ってた。

社会人何年か目(そこまで若造じゃなかった)、職場からの帰宅際、駐車場で同僚の車(駐車中)にぶつけ、後々調べたらインフルエンザだった。本当に這うようにして病院に行ったのは、この3日ぐらい後である。タクシーから降りられなくなって、運ちゃんに引っ張って出してもらった。

途上国で病気になるかならないかは、教養の差と、モノの本に書いてあった。体力(筋肉?)勝負だけではどうにもならない。
要は、アクセルとブレーキの加減である。コーナーに入る直前にブレーキを踏むんじゃなくて、コーナー手前で徐行しろって事ね。

そんなん、無理。
コーナー速く回りたかったら、ブレーキ・パーシャル・アクセルでしょうが。
速く回る必要もないわけだが・・・。


思い返せば、体育隊員は膀胱とか尿道とか、疾患になりやすいから気をつけて、と先代隊員に言われてた。気をつけていたのだが、これなので、やっぱり教養????
しかし、どんな時でも食欲が落ちないのが私の取り柄。
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本気で心配してくれた方、ごめんなさい。

だから、ホラ、低空飛行って・・・・。
ボーコーエンは排尿時痛頻尿微熱が特徴。
ビーフシチューうまかった~。さすが栗原はるみさん

P.S
「休まないとダメ!」と言ってレターを書いてくれた調整員殿、そしてとーってもおいしい和食を差し入れして下さった奥様、本当にありがとうございました。

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インフルエンザの時も、点滴後は歩いて帰宅
39℃でも、体育人。

# by y-oharatti | 2009-10-14 23:51

悲惨すぎる!!

尿検査って、検査だからバイ菌がついていたらいけないわけである。
カップは使い捨てか、滅菌済みのものを使うのが日本の常識

ビンセントで一番大きな病院で尿検査したら、カップが使い回しだった・・・・。
オバチャン看護士:「トイレ入ったらそこにカップがあるからオシッコ摂ってきて。」
そのトイレで私を待ってたのは、水道の蛇口の隣に置かれた水滴にまみれたプラスチック・カップ。不○家のプリン・ア・ラ・モードのカップを思い出した。
使って消毒した後、ここに置いてあるんだよね?!そうだよね?!

それにしたって、
なぜ??

日頃、ランチボックスもカップもフォークもスプーンもあれほど使い捨て、机の上をアルコールで消毒するあなたがたが、なぜ?!

泣きそうだったが、それしかないのでやったけど、なぜそこだけリサイクル?!



「あの~、検尿カップって名前書いてトイレに置いてくればいいの?」という超・日本人な私の質問に、何言ってんのかしらこの子、みたいな顔された理由がわかる。

オバチャン看護士:「だ~れも名前なんて書かないわよ。」
プラスチック・カップに書けるか!?ボケ!!

「摂ったら、持ってトイレから出てきなさい。」
言われんでも、持ってくわい!!他人のシッコと一緒にされたらたまらん!
えー、自分で持ってきますとも、ドクターのところまで!!


だいぶ引っ張りましたが、早い話、またボーコーエン(膀胱炎)に罹ってしまい、4時間以上も病院で待たされた上にこんな仕打ちで、その上「今日はラボが休みだから月曜来て」と言われたので、だいぶキレ気味なわけです。

症状が出た当初、JICAの顧問医であるDr.アッキーのところへ行ったのだが診療所なので簡易尿検査のみ。(アッキーのとこは使い捨てカップ!)処方してもらった薬は、日本で推奨される手順を踏まえたものだったので比較的安心していたのだが、1年弱の間に3回罹患、今回に限っては思い当たる節が全くない事から慢性化の疑い(ギョエエエエ!!)を消すために、精密検査を受ける事にしたのだ。あれだけ水分摂ってたのに・・・。


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透明なプラスチック・カップ(蓋なしシッコ入り)片手にボー然としている私に、「そこ座ったら?」という看護士。そこって、みんなが座ってるそこの事ですかい?!思わず、「これ持って行けると思う?」と思った事をすぐに口に出してしまった。「じゃ、そこに居て」と別段気にもとめずに去っていって数分後。戻ってきたと思ったら、アッキーのとこでもやった試験紙をドボンと突っ込む。そして、シッコにまみれた試験紙をピンピン。

だ~か~ら~、そういう事はあっちでやって!!(怒)
患者さんのいないとこで、衛生的にやれるとこで!!!

「じゃ、オシッコ捨ててきて。」

ハイ??
精密検査しに来たって、何回言ったらわかるんじゃー!!
そんなん獣医でもできるわーーーーー!!!!

この時点で既に3時間を超えていたのでかなりイライラしていたのだが、
「この国のやり方を知らないからよくわかんないんだけど、私、尿の精密検査受けに来たんだよね。オシッコ捨てちゃっていいわけ??」

「ドクターが必要だと思ったら、また摂るわ。」
二度手間かい!また、プラスチック・カップですかい!!

そして、この日最大の衝撃。
「オシッコ捨てたら、カップ戻しといて。」

消毒ナシ!!

冗談ではなく、大問題である。尿を捨てたカップはトイレの中にある水道の蛇口で洗うしかない。
その洗面台は一体・・・・・。外来で来る、不特定多数が使うトイレ。
病院が、こんな不衛生でいいわけがない。
ジャージャー水を流しながらカップと手を洗ったのは言うまでもない。
もちろん、ハネないように気をつけながら。

今日病院に着ていった服は、帰宅後に速攻洗濯、手足は食器用洗剤で洗った。絶対、いろんなバイ菌もらって来てる。


相当打ちのめされ、ドクターの診察を待つ。
が、一向に順番が回って来ない。どー見ても私よりも後に来た人が先に診察を受けてる。治療の内容もあるし、重症な人が優先なのかと思って見ていたら、どうも違う。
カウンターに並べてある、初めに作ったカルテのようなカードを見ながら名前を呼んでいるのだが、一カ所全く手を触れない山があった。

それだけで判断するのもなと思い、隣に座ってた赤ちゃん連れの若いママに、世間話するフリして何時に来てどのくらい待っているのか探ってみた。ちなみに、すでに彼女は一度ドクターに呼ばれ診察室に入っている。

「先生に呼ばれて待ってたんだけど、先生来なかったのよね。だから、また待ちよ。え、もう3時間も待っているの??それ長すぎよ。」

やっぱり。

仕事してなさそうな看護士(男)を呼び止め、聞いてみた。

「8時半から待ってるんだけど、私の順番いつくるの?」

「来た順番で呼んでるから(ウソこけ!)、待っててよ。名前なんていうの?いい子だからもう少し待っててよ。」

今、「good, girl!」って言ったな!!失礼千万!!!

そして、やっぱりさっきから誰も触れてなかった山の一角から私のカードを見つけ出し、内容を確認している。それでわかったのだろう、私の実年齢。シマッタ的な空気が流れた。
ミスした上に、そういうお調子こくから墓穴掘るんじゃ。

「へ、へぇー、先生なんだ。ハイスクール?(ビンセントのトップ校の事)あ、丘の上と下。○○○って知ってる?」
と、P.Eクラスの生徒の名前。
「私のクラスよ。」
「俺の甥っ子なんだ。」同じ血とは思えん。あの子はもっと思慮深い。


数分後、すぐに私の名前が呼ばれドクターのところへ。やっぱり、私のカードは隅に追いやられていたらしい。
あー、もう一回尿検査か・・・。プリン・ア・ラ・モードで・・・。

ドクター(女医さん)がお決まりの「どうかなすったんですか?」と聞くので、「ボーコーエンです。もうかれこれ4日目です。薬はコレを飲んでます。1年弱のうちに3回目も罹ったので慢性化を心配してます。どんなバイ菌が身体の中にいるのか特定したいので、精密検査をお願いします。」まぁ、なんて小学生英語。

すると、ドクター呆れた顔で、
「じゃ、尿検査しに、今日ここに来たって事????」

「そうです。(説明するのこれで4回目)」

「あのね、今日はラボが休みだからできないのよ。月曜にもう一度来て、直接ラボに行って頂戴。」

それって、カード作る時に分かる事じゃん。あの問診は何だったわけ???


ビンセントにこてんぱんに打ちのめされた。
すでに学校を3日欠席している。また月曜も。
そして来週1週間、ハリーはネットボールの遠征で不在。

授業、どーすんだ・・・・。

# by y-oharatti | 2009-10-10 21:44

朝の闘い

ウチのワンコ達はお外が大好き。
普段も敷地内では放し飼いにされ、首輪もなく、何不自由なく生活しているのだが、やはり、お外は格別らしい。だが、ビンセントの中で一応、高級住宅街と呼ばれるインディアン・ベイ。犬の放し飼いはやはりできない。Land ladyからも犬を外に出すな(特に通勤時間帯)、ときつく言われているので、出すわけにはいかない。

だが、奴らは外に行きたい。
門扉に追いつめられる私。
右も
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左も
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犬。
正面にもいる。動きが速すぎて、カメラに収まらなかった。

トップドッグであるRex(黒)にステイをかけても、止まらない。

身体で門扉を塞ぎ、私だけ外に出ようとするが、Rexが私の股の下を無理やり通り抜け、(カニ挟みにしてやったが、負けた)その隙に後の2匹が脱走。
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ここのところ、7割以上で私の勝ちだったのだが、今朝は早朝に外に出してもらえなかったらしい。
シッコ行きたかったのね。(敷地内でもしてるのだが、外シッコは格別らしい)

この後、奴らはビーチを目指す。
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ビーチでひととおり遊んだら、ちゃんと家まで帰ってきて待っているのだが、飼い主以外にはRex(黒)は恐怖以外の何物ではないらしい。ま、確かに。

堪能したら帰れよ~。門は開けといたから。

# by y-oharatti | 2009-10-07 23:47

青年海外協力隊とは

協力隊は、「技術移転」が基本である。
だが、その技術移転がままならない事が多々ある。

任国の人びとには彼らのやり方があり、それが例え間違っていたとしても、彼らにとってはそれが真実なのだ。開発途上国が開発途上国である所以である。

ここにいる現地の人の気持ちを無視して、”正しい”からと言って無理に推し進める事はできないのだ。

我々の仕事は2年で完遂する程、簡単ではない。だから、隊員は継続する。
我々の要請の背景には、社会・経済・民族、様々なイッシューが存在する。
そして、それらの問題を少しでも解決するために、良くする為に我々はここにいる。

隊員の活動がうまくいくかどうかは本当に運次第なのだろうか?
活動がうまくっている様に見える隊員は、運が良いのだろうか?

確かに配属先に運・不運はあるかもしれない。
明らかに的はずれな要請もあるかもしれない。

だが、私は与えられた環境の中で自分にできる事を精一杯やっている隊員を何人も知っている。要請が的はずれならば、どの的がはずれたのか明らかにする仕事がある。それが分かるだけでも、JICA・任国双方にとって大きな財産になる。

協力隊の「技術」とは何か。
「せんせー、教えて!」と待っている子どもに教えるのは何でもない。
だが、
「勉強嫌い、ケンカ上等」「おれ、知ってるもん」と言っている子どもに教えるのは、もはや教科指導力だけでは無理である。

単に技術で終わらない目に見えない技術、それが青年海外協力隊の”技術”であり、草の根活動と呼ばれる理由ではないだろうか。

活動の環境は自分で作るもの。2年という限られた時間の中でそれぞれの着地点に辿りつくように、1日1日がある。その1日1日を見ずに、表面だけを捉えて運・不運で嘆くのはあまりにも青すぎる。

太平洋州で活動する同期算数隊員が言っていた。
「技術は残らなくても、任国の人たちの心に残る活動ができればいい。現地の先生たちが、先生としての誇りを持てるようになれば。」
これこそ、青年海外協力隊の神髄。

# by y-oharatti | 2009-10-06 22:28