セントビンセントノオハラ


青年海外協力隊20年度1次隊としてカリブ海に浮かぶ小さな国セントビンセントで活動してました。
by y-oharatti
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Windward Islands Games 運営とは・・・編

ビンセントは雨期である。今年も本当によく雨が降る。
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この雨のおかげで、いろんな汚物が洗い流され、ビンセントには変な病気が流行らないのだと、私は信じている。
なぜなら、あっちで”シャー”こっちで”シャー”。いろんなとこでみんなオ○ッコするので、ちょっと雨が降らないと、グラウンドや敷地のすみっこはホント、「くさっ!」なのだ。

話をもとに戻そう。

雨のせいで、予定の試合が消化出来ないことが何度かあった。
本来、屋内で行われるバレー・バスケについても、ビンセントには体育館がないので、屋外コート。お天気次第の大会運営。雨のためにゲーム中断、止むのを待ち、ゲームを再開なんてこともしばしば。
雨で水浸しのコート。
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雨が止んだから、ゲームが始まると思ったら大間違い。誰も、コートの水切りをしない。ただ、みんなでボーッと待っているのである。それを見かねたここのコートの主のオッちゃん(運営には全然関係ない人)がローラーを持ってきて、水を切り始めた。

それでも、責任があるはずのオフィシャルはだ~~~~れも動かない。

私は常々、
「Yukoはボランティアだから何でもやるのよね。ボランティアがいると、ホント便利よね。」と思われるのを本当に嫌っている。
ここで私が手をだしたら、何にもならん。そう思い、黙って見ていた
だが、ハリーが水キリを始めたのを見てやっぱり黙っていられなかった

「何か拭くものないですか?」
オフィシャルが何のためか知らないが、ぼろカーテンを持っていた。

日本の雑巾がけよろしく、コートを拭き始めると、スタンドから「Yukoいいぞ~!」と歓声。すでに信頼関係ができつつあるビンセントの選手たちである。私がやるのを見て、一緒にやってくれる生徒も。
これは本当にありがたかった

そんな我々の姿も、オフィシャルにはどこ吹く風。自分たちはオフィシャルだから、ジャッジさえすればいいと思ってふんぞり返っている(そのジャッジさえも、物議を醸し出したのだが)。自分たちの手は汚さず、肉体労働はそういう人(コートの主のオッちゃん)のやる事。後で聞いたが、これらの事もオフィシャルの仕事のうちだ。

自分はホワイトカラーだといわんばかりのこの態度。以前、先輩隊員から聞いた事だが、奴隷制の名残か肉体労働は被服従の人々のやる事と思っている節があると。ビンセントには「使う人」「使われる人」という根強い意識があると言っていた。

じゃ、ハリーは何なんだ??彼は生徒のために何でもやる。


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同様に、こっちも水浸し。スポンジが用意してあるのに、誰も水とりをしない。こんなサーフェイスで競技するので、転倒やそれに伴う擦過傷が多く、私たちMedic(医療チーム)の出番も多かった。

なんて事!!

ここでも、オフィシャルは何にもしない上に、1人のオバちゃん審判が水切りしている私を、足が痛いとか言っている審判のところへ無理矢理引っ張っていき、「この子にストレッチしてもらえばいいのよ。ほら、彼にやってあげてよ!」と言われた時には、黙って笑ってごまかしたが、相当顔が引きつっていたに違いない。”彼”はそれ以上何も言わなかった。

私は選手のために働いているのだ。

この時が、怒りの頂点だった。


ゲーム進行が遅れれば、それは選手にとってビハインド以外の何ものでもない。
この大会は朝・昼・晩の1日3部構成で行われており、最終ゲームの開始は20時半。
前のゲームが押せば、開始が21時、22時とずれ込む。
最遅で22時半ゲームスタート、終了が0時半という日があった。
選手がベットに就くのは一体、何時になるのだ?!

同じ種目が続かない日程配慮はされているが、他種目出場の多くの選手が、最終ゲームの翌朝に8時半の第1ゲーム、という事があった。

大きな事故や怪我がなかったのが、本当に不思議である。

この大会の運営はMinistiry of Education(教育省)が請け負っている。つまり、大会の目的はスポーツを通して、青少年の健全な育成を奨励するものであるはず。

お役人は、自称ホワイトカラーの人々は、満足な食事・休養ができない状態で選手たちが試合せざるをえない状況を生み出している事に気付いているのだろうか?

by y-oharatti | 2009-07-28 23:34
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